ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

日本酒

日本酒を飲んでいて、高価な吟醸、大吟醸と称する酒がさほど美味しくなくて、安目の純米が美味しいと感じていました。米を削り削って良い部分だけ残した大吟醸でも醸造でアルコールを加えてあるものは純米の旨さがない。多分、純米大吟醸は美味しいのでしょうが、ただの純米の方が私の口に合うと思いました。

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YouTubeを見ていたら、やはり「純米」が一番美味しいという話がでていました。

欲を言えば、純米(アルコールを加えない)(加熱殺菌してないもの)で山廃【(生酛)自然の乳酸菌を使う】がいい。

銘酒と呼ばれる酒蔵でなく、ローカルで小規模に造られている酒にそういうものが見つかるようです。いつか日本に行ったら飲んでみたいです。

軍隊ラッパ

今朝起きたら、なぜか軍隊のラッパの音の替え歌が頭に浮かんできました。故父が、起床ラッパや消灯ラッパを兵隊たちが冗談に音階を言葉に替えていたと言って時々歌っていたのを思い出します。

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=aAuOg71N1jI

起床ラッパ:

♪起きろ起きろ皆起きろ♪起きなきゃ大将さんに叱られる♪

突撃ラッパ:

♪兵隊さんのおなかはネットネットするよ♪ (意味不明で父に訊いたけど意味忘れた)

消灯ラッパ:

♪新兵さんはかわいそうだね♪また寝て泣くのかよ♪

The King’s Choice 観ました

The King’s Choice

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第二次大戦中、ナチスから服従を迫られたノルウェイの王様が、戦力もなく、崩壊しかかった政府を抱えた国内でどのような立場をとったかが描かれています。

国家危機にも拘らず、卑怯にも政府解散しようとした高官たちの辞任を却下し、かろうじて政府を存続させた王様は、国家のため国民のために屈辱的なナチス服従条件を拒否し、政府高官もそれに従ったというドキュドラマ。

 

余談ですが、国民に慕われたこのノルウェイの王様と比べられるのがナチスに服従し、その後ドイツに移ったベルギーの王様。戦後、自国に帰えされるも国民から嫌われ王位を剥奪され追放の目に遭っているのだそうです。

【お詫と訂正:余談の欄で、追放された王様がデンマークの王様であると書きましたが、ベルギーの王様の間違いでした。デンマークの王様はノルウェイの王様の兄で、ナチスに服従した形をとったものの、国内に残り、ナチスのユダヤ人差別迫害には反発する精神をみせたそうです】

デカッ!

f:id:nykanjin:20170925222010j:plain週末、セントラルパークを散歩していたら、あまりにデカい犬が飼主と並んで芝生に座っていました。

飼主さんもかなりデカい人なのですが、この犬ははるかにそれをしのぐデカさです。

そして、こんなに大きいのにとても従順、大人しく素直な感じでホロッとさせられました。

写真では実際に見た時のインパクトが伝えきれませんが、ホントにデカいデカい犬でした。

木漏れ日

気が付くと私は木漏れ日が好きになっていました。「平和とは?」と訊かれたら、木漏れ日のある庭でゆっくりお茶を飲む、そんな情景が頭に浮かんできます。

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 「木漏れ日は丸い」と聞いて、散歩している時に気をつけてみたら、なるほど丸かったです。

いつも自分の思った「木漏れ日」を描きたいと思うのです。頭の中には浮かぶのですが、実際にはなかなか思うように描けません。

 

f:id:nykanjin:20170922054038j:plain木漏れ日のある並木道も大好きです。いつも見ているブログに私の好きな並木道の写真がありました。わぁーいいなぁ、と思って、その写真に触発されて並木道をマウスで描いてみました。マウスだから細部まで描くことは出来ず簡単に済ませます。済ませたあとでアチコチ手を入れたりしますが、そんなことすると反って不自然で、マウスの荒いタッチのままのほうがよい時もあります。

 

練習のために写真の上からマウスで色をつけたりして「研究」しています。

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これがその「研究」のための練習作品。写真なので構成がよく、自分が描いたものが幼稚に見えてきます。

いつか自分が満足できる木漏れ日の絵が描けたらと思っています。死ぬ前に描けるかなァ。

Rebel in the Rye 観ました

先ずは私の悪い癖である余談の前書きから。

私が十代後半の頃だったと思います。J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて ("The Catcher in the Rye")』と言う本が新聞などで褒めたてられ、話題になったことがありました。馬鹿な私は噂の本を読んでみたくなり、わざわざ電車に乗って、とある本屋さんまで行き、正価で購入していそいそと持ち帰りました。そして最後まで読んでみて「何だこれ!」と無性に腹が立ち、その本をゴミ箱に投げ捨てたもんです。文字通りドサッと投げ捨てました。私は本を捨てるなんてしない人間なのですが、噂に乗っかってしまった自分の馬鹿さ加減に余程腹が立ったのだと思います。もう本の内容はよく覚えていませんが、自分勝手な奴が何やらかんやら不満をぶちまけていたように思います。勿論、日本語の翻訳なので原文のリズムもジョークも伝わってきません。何しろ、もうサリンジャーという名前が嫌になって今に至ります。

Rebel in the Rye

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この作品はサリンジャーの本ではなく、サリンジャーの生涯についての映画です。相棒が見てみようと言うので、あんな嫌な作品を書いたヤツが出来上がった背景には何があったのかと思ってみてみました。

サリンジャーは第二次大戦でDデイで戦った兵士の一人でした。あの苛酷で恐ろしい死者の数を出したノルマンジーの戦いで精神をおかしくしたようです。

人嫌いになり何事も「インチキ」と毛嫌いする気持は分からないでもありませんでした。しかし、そういうインチキなやつらが彼の才能を賞賛し本にして売り出したのだから皮肉です。ま、執筆家とか芸術家は一癖も二癖もある妙な性格の人が多いから、サリンジャーもその一人ということだろうと思います。

街で見かけた可愛い子供

先週、天気の良い日、買物に出た時、乳母車に乗った可愛い赤ちゃんや子供が通りかかりました。乳母車の中には、まるで水彩画の挿絵かと思う赤い頬をした、いわさきちひろさんが描くような可愛らしい顔の元気な男の子が居ました。目の辺りがどこかで見たような、と思ったら弟の赤ちゃんの頃に少し似てました(笑)。

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色彩も顔付も素晴らしい ちひろさんのような絵が描けたらなぁと思います。

自分で何とか描いてみたのですが、あの可愛らしさが出ません。足元にも及ばない絵になりましたが、ま、マウスだけで描いているという口実があります。

今日も朝歯医者へ行ったのですが、その行き帰りに、可愛い男の子の後ろ姿を2、3見ました。短いズボンからでる可愛い足でヨチヨチ歩く様子がどうにも可愛いくて、ついニコニコして眺めてしまい、向かいから歩いてくる人が「この人おかしいんと違う?」というような顔して通り過ぎます。