映画

Lizzie 観ました

Lizzie 1892年マサチューセッツ州で実際に起きた殺人事件を脚色した作品。TVドキュメンタリーなどでも何度か取り上げられている事件のため、私を含め、ある程度のことを知っている人は少なくないと思います。 この作品では当時の状況から想定できる殺人の動…

The Bookshop 観ました

The Bookshop 英国の保守的な小さな町で本屋を開いた女性に降りかかる悪意と挫折を描きます。 田舎の住人は一見優しそうでも閉鎖的で排他的な面があること、そして町の有力者に無防備で対抗した女性は自分の無力さを思い知らされます。 少ないセリフの場面で…

Operation Final 観ました

Operation Final アルゼンチンで逃亡生活をしていたアドルフ アイヒマンを秘密裡に捕まえ、イスラエルに連れ帰るまでのモサドの作戦遂行を描きます。大量殺人の主犯を他国で秘密裡に捕まえる計画はリスクが大きく大変興味深いものですが、この作品は、アイヒ…

週末に2本観ました

Arizona ブラックコメディ。人が次々と殺されるのですが、ジョークがついて廻るのでつい笑ってしまう場面が続きます。 「運の悪さが重なって次々と更に悪い結果になる状態」に陥る経験をした人には身につまされる話ではあります。 私は楽しんだのですが、な…

Mile 22 観ましたけれど

Mile 22 最近よく使われるコンピューターテクニックを駆使したように見せた最初のシーンで期待させられましたが、実際は穴だらけの幼稚なストーリー。何か変だなと思ったら中国の制作会社が金に任せて無理矢理作ったような作品だったようです。観客を馬鹿に…

No Date, No Signature 観ました

No Date, No Signature イラン作品。(最初に「要らん」と出てきたので笑った) 医者が車で事故を起こし、その後の展開に医者の良心が絡まってくる作品。 人間は自己保守のため瞬時に正しい行動に出ない事があります。そして後で考えると、どうしてそんな行動…

映画 Death of a Nation への妨害

Death of a Nation この作品は、米在住、保守派、インド生まれの Dinesh D'Souza 氏によるものです。 保守派の何であるかを明らかにして、日増しに酷くなるトランプ叩きの裏にある陰険で陰湿で執拗な動きの正体をあぶりだそうとしています。ちょっと陳腐で不…

Gauguin: Voyage to Tahiti 観ました

Gauguin: Voyage to Tahiti ゴーギャンについて、私は間違った考えを持っていました。「銀行家で裕福であったのに、その生活と家族を捨て、タヒチでのんびり絵をかいて暮らした画家」という印象があったのです。ところが、彼は銀行家ではなく株のブローカー…

映画The CaptainのQ&A

下欄の映画 The Captain を見た後、監督が出てきてQ&Aをしました。作品の中には勿論創作部分が多々あると思っていました。ところが、まさか実際にあったとは思えないような場面が、実はしっかり書面に残されていたものだったと言うのです。その場面とは、キ…

The Captain (Der Hauptmann) 観ました

The Captain (Der Hauptmann) ドイツ作品。敗戦の色濃い終戦間近のドイツにおいて、士気を失い逃亡する兵士があとを絶たず、その収拾にゲシュタポが奔走していた頃に起きた実話を基にした作品。若い兵士(伍長)が逃亡を試み、追手を撒いた後、たまたまドイツ…

Under the Tree 観ました

Under the Tree アイスランド作品。隣人同士のいがみ合いが発展して酷い結果になります。 作者はブラックユーモアのつもりでしょうが、よくありそうな状況は笑えたものではありませんでした。 人の浅慮さや思い過ごしが生活を狂わせ、正常だった人まで狂わさ…

驚愕のTroubadourレリーフ

週末に観た Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot という長い題名の映画でビックリすることがありました。映画の中で、ある小さな暗いバーのシーンがありました。そして入口とバーカウンターの間の壁に飾られている絵画が大きく映し出されたのです。相棒も…

Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot 観ました

Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot 実在した風刺漫画家 John Callahan の自伝を基にした作品。勿論、面白くするためにいろいろ脚色されています。 最初少し時空が行ったり来たりしますが、後半でまとまってきます。十代の頃からアルコール依存症で虚ろ…

Three Identical Strangers 観ました

Three Identical Strangers ドキュメンタリー。三つ子の兄弟が生後間もなくそれぞれ別々の家庭に養子として貰われ育てられていたことが十数年後に偶然明らかになります。初めのうちは会えて大変喜んでいた三つ子ですが、別々に育てられた理由の背景に疑問が…

Nancy 観ました

Nancy Nancyはパーキンソン病を患う母親と惨めな暮らしをしています。その母が急死。ボーっとテレビを見ていたNancyは、ニュースで、誘拐された子供の30年後の想像画像を見かけ、それが自分ではないかと思い始めます。そして子供を誘拐された両親に連絡をと…

最近の映画

最近、Let the sunshine… , The Seagull など、上映の途中で出てきたくなるのを我慢するような作品ばかりに当たり、失望していたところに、昨日も First Reformed という作品をみてがっかりさせられました。もう少し深く掘り下げた作品かと思ったのですが、…

The Seagull 観ました

The Seagull (2018) 子供の頃、チェホフの和訳を読んだことがあります。多分「桜の園」か「三姉妹」のどちらかだったと思います。チェホフが戯曲家とは知らず、会話が芝居がかっていて面白くも何ともないと思ったものでした。読後、気分が悪くなったような気…

Bye Bye Germany 観ました

Bye Bye Germany ベルリンに住むホロコーストの生き残り数人が、米国へ移住するための資金を作ろうとドイツ人相手に商売を始めます。その生き残りのリーダー格が、戦後のナチス制裁の検察で、ナチスに加担した容疑をかけられます。 冗談に出来ない事柄をブラ…

Final Portrait 観ました

Final Portrait ジャコメッティの晩年を一人の米国人ライターの目を通して描いています。 若くハンサムなライターがジャコメッティのモデルを頼まれ、パリでこの著名な彫刻家と過ごした半月を日ごと追って日記のように記しています。 ジェフリーラッシュが気…

The Rider 観ました

The Rider 若者と馬とロデオの織りなすドラマだと思っていたのですが、本人(スー族末裔)とその家族や知り合いが再現しているセミドキュメンタリーでした。 セリフも殆どアドリブというか自然の会話で、特にドラマチックな場面やBGMで盛り上げる小手先的なギ…

Chappaquiddick 観ました

Chappaquiddick 1969年、月着陸成功と時を同じくして事件は起こりました。 テッドケネディが起した車の人身事故でケネディだけが助かり同乗していた女性は亡くなりました。チャパクィディックの細長い入り江の水深はそれほど深くなく、車が沈んでも車体の一…

Journey’s End 観ました

Journey’s End 第一次世界大戦末期、前線一帯に掘られたTrench(塹壕)内の英軍は独軍に押され気味。その塹壕の1つに、士官学校を卒業したばかりの若者が配置されます。その塹壕にいる上司が若者の姉の婚約者。 ま、そういう設定はどうでも、この作品のカメラ…

A Bag of Marbles 観ました

A Bag of Marbles(Un Sac de Billes) 実話、というより本人が書いた自伝を基にした作品。 第二次大戦下、フランス北部にドイツ軍が侵入、その土地のフランス軍がナチスに協力してユダヤ人強制収容に乗り出したためパリ郊外で生活していたユダヤ人家族が離…

週末に観た2本

この二作とも多分日本では公開されないと思います。面白くないです。 7 Days in Entebbe 1976年に起こったハイジャック事件に基づいた作品。シリアスな話であるのに、時々モダンダンスのシーンが挿入されるのですが、奇を衒っただけの無意味なものにしか感じ…

NY市の映画館その後

5年前に『NY市の映画館のイスの汚さ』について書いた事があります。その時は、あることないこと少し大げさに(ユーモアのつもりで)表現したイラストを入れて座席の汚さを伝えました。参考までにこれが5年前に書いた欄のリンクです。 http://nykanjin.hatenabl…

Itzahk と The Death of Stalin 観ました

Itzhak Itzhak Perlmanの日常を追ったドキュメンタリー作品。 奥様との馴れ初め、受賞式、公演、生徒とのレッスンの様子などなど紹介しています。彼のファンであれば興味ある作品だと思います。 あまりクラシックを聴くことのない私ですが Itzhak Perlman (P…

Game Night 観ました

Game Night 最近稀な脚本の面白さがあり、コメディとして最初から最後まで充分楽しめる作品でした。セリフの貧弱な Oh Lucy を観た後だったので、よけいに脚本の力の差を感じました。 ありそうな話で進んで行きますが、二転三転四転とヒネリがあり、最後の最…

Oh Lucy ! 観ました

Oh Lucy ! 相棒が興味を持ったので観てみました。この作品の中の女性は、数年前に観たKUMIKOという映画の女性を思い出させました。ご参考までにKumikoについての私の感想はここ:http://nykanjin.hatenablog.com/entry/20150330/p1 この二つの作品の中の女性…

映画は見たけれど

今までは、下らないことでも何でも書きたい気持が抑えられず、ここによく書き込んでいたものです。映画の感想もやたらと書いていました。しかし、最近、書きたいと思う気持が少なくなって、ブログの更新回数も減ってきているようで申し訳ないです。 きのう映…

Loveless 観ました

Loveless ロシア映画。モスクワに住む離婚間近なカップルの息子が行方不明になる話。 この作品、私の忘れていた幼いころの切ない記憶を思い起こさせたため、感想はかなり個人的で感情的で偏ったものになってしまいました。 出だしから私はこのカップルに腹が…