映画

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri 観ました

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri ブラックコメディ。長たらしい題名も、あまりにもそのままで、空っと呆けたユーモアの1つ。脚本と俳優たちの演技が相乗効果を出していて最後まで飽きません。 ハリウッド作品によくある観客を見縊(みくび)った姿…

8月末に見た映画

かなり前、8月末頃に観た映画で大した印象も残っていないため、ここに載せる気がしなくていましたが、他になにもないので載せておきます。 The Killing of a Sacred Deer この脚本兼監督はギリシャ人。そのためか神話をべースにしているようです。この監督の…

Loving Vincent 観ました

Loving Vincent ゴッホの個性的な筆のタッチをそのまま表現、彼の色々な絵が各シーンに現れるので、ゴッホファンにとっては美味しい作品になっています。 最初に人間を使って撮った作品に後からその一コマ一コマを絵の具で塗ったように仕上げる、という試み…

Lucky (2017) 観ました

Lucky (2017) 今年9月に91歳で亡くなったハリーⅮスタントンの最後の作品。 トボケたドラマ。 顔は髑髏(どくろ)に近く、身体も骸骨に皮膚を被せただけの骨川筋衛門の老体ではありますが、長いセリフを覚え、力強く歩くスタントンの姿は90歳を過ぎているとは思…

The King’s Choice 観ました

The King’s Choice 第二次大戦中、ナチスから服従を迫られたノルウェイの王様が、戦力もなく、崩壊しかかった政府を抱えた国内でどのような立場をとったかが描かれています。 国家危機にも拘らず、卑怯にも政府解散しようとした高官たちの辞任を却下し、かろ…

Rebel in the Rye 観ました

先ずは私の悪い癖である余談の前書きから。 私が十代後半の頃だったと思います。J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて ("The Catcher in the Rye")』と言う本が新聞などで褒めたてられ、話題になったことがありました。馬鹿な私は噂の本を読んでみたく…

Maudie 観ました

Maudie 実在したNova Scotiaのアーティスト Maud Lewisさんの半生を描きます。カラフルでシンプル、絵本の挿絵のような絵にMaudさんの純真さが表れています。 1930年代半ばの夫との出会いから結婚、そして1970年の彼女の死まで、主演女優Sally Hawkinsが先天…

Dunkirk 観ました

最近は映画を観ても感想を書く気が起こらないことが多くなりました。更に老化でエネルギーがなくなり、ここへの書き込みもだんだん少なくなってきています。 いままでは観た作品全部ガムシャラに書いていましたが、これからは何か感じた時だけ書くようにしま…

4月下旬に観た映画

Their Finest 戦中、英国で愛国心を煽るプロパガンダ映画の制作に携わった女性を描きます。2時間弱の長い作品。 最初から「戦場では兵士が生死を懸けて戦っているのに、のんきに映画を作るなんて」という批判的な気持を拭うことができませんでした。セリフも…

4月中旬に観た映画

Tommy’s Honour スコットランドのプロゴルファーの先駆けとなったTommy Morrisの後半生。監督、編集などにワンテンポずれているような感覚があり、また私自身がゴルフというスポーツの背景にあまり良い印象を持っていないこともあって、特に感動する話ではあ…

4月初めに観た映画

最近は良いと思う新作映画がありません。歳のせいかも知れませんが、名前も知らない若い俳優たちの芝居も隣近所の素人がやってるような雰囲気にみえてなりません。 最近のマンハッタンの映画館は金曜日の夜もガラガラです。皆、オンデマンドでリクエストした…

The Sense of an Ending 観ました

先週の金曜日に観ました。英国作品。過去を引っ張る初老の男が、ふとしたことから過去の事実の真相を確かめようと必死になる様子を描きます。そして過去に引っ張られて現実を見失っていた自分を認識し、失った家庭の大事さに気が付きます。 主演のJim Broadb…

A United Kingdom 観ました

A United Kingdom 私がフィクションより実際にあった話を基にした作品を好むのは、信じられないほどの苦境を乗り越える主人公に畏敬の念が湧き、考えさせられることが多いからです。この作品も然り。 この作品は1940年代に実在したボツワナの若きキング(後に…

1月に観た映画

1月に映画を数本観ました。感想らしきものを書く気がしなかったのですが、一応、書き留めて置くことにします。Founder 1950年代、McDonald兄弟が始めたスピードサービスが自慢のハンバーガー店に目を付け、兄弟を説き伏せてフランチャイズを成功させ、後に …

週末に2本観ました。

Paterson ニュージャージーにあるパタソンの町に住む、町と同名の若い男パタソンの1週間の暮らしぶりを描きます。芸術家気取りの女性と住んでいる詩の好きな男。職業はバスの運転手。特に変哲のない毎日の暮らしの中、仕事の合間に詩を書き綴ります。William…

Fences観ました

Fences 舞台作品の映画化。そのためセリフが長く続きます。私は舞台作品の映画化が好きではありません。舞台作品は舞台で観てよいのであって映画には向かないと思うのです。 Denzel Washington監督兼主演。デンゼルの顔のクローズアップが多いです。自分で監…

週末の映画2本

Land of Mine(2015) デンマーク作品。「地雷」の映画は心苦しくなるので見たくないのが本音でした。しかし実話に基づいた話には引かれるものがあり、戦争直後に何が起こったのか知りたくもありました。 最初の画面から血まみれシーンが映し出され、真正面か…

2016年11月に観た映画(2)

そろそろ2016年アカデミー候補作品を考える時期になりました。今年2月の The Finest Hours、9月の Sully、そしてこの Hacksaw Ridge、どれも実在した本物のヒーローの話で感慨深い作品ですが、やはり一番ド肝を抜かれたのがこの Hacksaw Ridge。今年のアカデ…

2016年11月に観た映画

A Man Called Ove スェーデン作品。あらすじをみたら『頑固な老人が若い夫婦と関わり合って次第に心をほぐしていく』というようなことが書いてありました。ありきたりな話なので「多分、陳腐な作品だろう」と思ってみる気もしませんでした。ところが相棒が「…

週末に2本観ました

Mia Madre 舞台はイタリア。映画監督をしている女性の母親が入院、先は長くないと分かります。教師をしていた立派な母親が「老いると頭がバカになる」と言い出し、徐々に衰退していくのを見るのが辛い女性の姿を描いています。ストーリーには同情するものが…

Sully観ました

Sully 2009年1月15日に起きたハドソン川不時着飛行機事故の機長 Chesley Sullenberger (ニックネーム Sully) が NTSB 調査官たちとの意見の食い違いに苦悩する姿が描かれます。 (NTSB =National Transportation Safety Board米国運輸安全委員会)調査官たちは…

Anthropoid 観ました

Anthropoid 1941年チェコで実際に起きたナチス幹部暗殺事件、その勇猛果敢なチェコ兵士たちを描いた作品。 欧州を次々に占領していく残虐なナチス。中でも最も残虐性を極めたReinhard Heydrichがチェコ占領区の最高幹部になっているため、そのHeydrichを暗殺…

週末に2本観ました

7月末の週末に映画2本観ました。手術後しばらくは低いイスに座れないため、映画館のイスに座ることを避けていましたが、この週末、術後初めて映画館に入りました。まだ座り心地が悪く、見終わって立ち上がる時、相棒に引っ張り上げてもらわねばなりませんで…

5月後半に観た映画

The Nice Guys ありきたりな筋書きなのですが、妙に面白くて吹き出してしまう場面がところどころにありました。それでいて全体に何が目的なのか私には解せませんでした。 余談ですが、グラディエイターで素晴らしい体格を見せたラッセルクロウ、中年にさしか…

4月5月に観た映画

老いのせいか映画を観ても感動が少なくなり、もう自分の感想なんかアホくさいような気がしてきました。それでも備忘録代わりに少し書いておきます。Papa Hemingway in Cuba 実在した新聞記者がヘミングウェイと知り合ったその経験を描いています。カッコイイ…

The Finest Hours観ました

The Finest Hours 1952年に実際にあった話を元にした作品。予告編を見た時「あんなチッポケなボートで、でっかいタンカーの乗組員を救助に行くなんてバカバカしい」と思い、またハリウッド臭い陳腐な場面があったので見る気がしませんでした。しかし巷の評価…

45 years 観ました

45 years 舞台は英国Norfolk。45年間連れ添った夫婦の話。ある時、夫の過去の真相を知り、そこから45年間の結婚生活の重みが崩れていく妻の姿を描いています。何も疑わずに長年暮らしてきた夫の心に残るものを垣間見てしまい、知らずに過ごした45年を遡って…

先週1本、今週1本観ました

13 Hours:The Secret soldiers of Benghazi リビアのBenghaziで起きた米国大使襲撃事件で母国からの救援がないまま戦った勇士たちの姿が描かれます。短い言葉の端々に含まれる深い意味が口惜しくもあり、レッドテープのもどかしさを嫌と言うほど思い知らさ…

週末に観た映画

Hitchcock/Truffaut フランスの若き監督 Francois Truffaut が 巨匠 Hitchcock にインタビューし、1966年に Cinema According to Hitchcock という本を出版。その本を元に、後世の著名監督が「どのようにヒッチコックに影響されたか」を語るという形のドキュ…

ツゴイネルワイゼンを聴いているワケ

今、ツゴイネルワイゼン(私が子供の頃はチゴイネルワイゼンと呼んでました)をYouTubeで聴きながらコレ書いています。どうしてそうなったかというと、こうです。今週末に興味深いアウシュビッツ関連の映画が公開されることになっています。それで、ふと「強制…