ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

施設巡り(2)

(Hホーム視察の続き)
実際に施設を視察すると、明るく広いガラス張りのロビーからは、白いイスが置かれた緑の芝生の向こうに川沿いの景色が望め、訪問した家族と食事の出来るレストランがあり、また、音楽会がたびたび開かれるという広く丸いロタンダまでありました。たくさんある長い廊下の両側には、美術館のように色々な絵画が展示されており、歩いていて飽きません。その先にエクササイズルームがあり、これは各階にあるリハビリ用ルームとは別で、自ら運動をしたい人のための部屋だそうです。そして、な、なんと、室内プールまでありました ...私が住みたいよ(笑)。

各階にはパノラマの景色が見える大きな窓の明るく楽しそうなダイニングルームがあり、比較的健康な老人たちが食事をしていました。二階にある認知症の初期から軽症の老人の施設を視察しましたが、大変静かで清潔で、各ドアの外が小さなフォイアになっており、壁にニッチがあり、そこに家族の写真が飾ってありました。記憶をなくした老人が自分の部屋が分からなくなっても家族の写真がドアの近くにあればココだと分かるようになっているようです。グッドアイデア。義母はこの二階の施設が適しているように思えました。

そのあと、同じブロンクスにある、もう1件の施設、Jホームを訪問しましたが、街中にあるので外の環境があまりよくないこと、また施設内の設備は普通の病院の病室と変わらない気の沈む雰囲気で、Hホームの方が格段と上でしたので、とてもここにする気にはなりませんでした。