ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

人格

先週、朝方4時頃、ホームから電話があり、「(義母が)また911(救急番号)に電話してしまった」と連絡してきました。

義母は呼鈴を押しても介護婦がすぐ来ないと911に電話して「誰も介助してくれない」と訴えるのです。最初の頃はホームからその度電話があり、相棒が救急車を返すよう頼んでいました。

ある日、相棒が母親に電話しても通じないのでホームに問い合わせると「彼女の部屋の電話線を抜いた」と言われました。電話は私たちが自費で引いているのに許可もなしに勝手なことをする所だと思いましたが、義母が頻繁に911に電話するので、そうしたらしいです。救急車を呼ぶとその度、請求書がホームに送付されてきます。ホームとしても無駄な出費に迷惑していたらしいです。

しかし、今回、痛みを訴える義母は、病院に運ばれて、また尿道炎であると診断されました。1ヶ月の間に2回も尿道炎を起こすというのは、介護する側にも落ち度があるようです。こまごまとした要求が多く、口が悪い義母は、介護婦さんを下女のように扱うのでプライドの高い介護婦さんたちに、だんだん無視されることが多くなってきたようです。

相棒はホームの係りの医者に連絡し、介護婦さんたちにオムツの取換えをもっと頻繁にすることを「医者からの指示」として日課にするよう頼みました。医者も炎症があまりに頻繁に起こるので同意してくれたそうです。

しかし、老いて日常を人に頼らねばならなくなった時、性格、人格というものがこんなにも影響してくるのですね。人生の勉強になりました。