モンゴルの歌声

かなり前、「Weeping Camel」というモンゴル映画を観て、若い母親の歌声に心打たれたことがあります。きれいな空気を毎日吸って健康な赤い頬の若いモンゴル女性が邪気のない透き通るような、それでいて力のこもった声で、優しくラクダをなぜながら歌を歌います。モンゴルにロマンを感じてしまう私の浅慮さから来るものもあると思いますが、なぜか惹かれます。

さて、今回YouTubeで見つけたのは、可愛いモンゴルの男の子の「母を夢に見る」歌。歌う前(1.28あたり) 審査員に「お母さんは家にいるの?」と訊かれ「...母は天国にいます」と答える12歳のウーターム君、けなげに笑おうとしても目が悲しい。「お父さんは?」「父もこの世を去りました」という答えに会場がウォッとざわめきます。質問した審査員も次の言葉がありません。

モンゴルの民族衣装がよく似合う、栗のように可愛いウーターム君が、顔に似合わず力強く感情のこもったハスキーな声で母を慕う歌を歌い出すと、中年女性たちは涙、涙。会話は中国語、歌はモンゴル語。
http://www.youtube.com/watch?v=g7MRjbAatv4&feature=related