ロンドンからのNigerian Letter

15、6年ほど前から「ナイジェリアの手紙/詐欺」 [Nigerian lettersまたはNigerian Scams今は 419 Scamsとも呼ばれる]が やたら横行するようになりました。多くがナイジェリアから送られてくる手紙なので、そう呼ばれます。詐欺の手口としては「何がしかの理由で高額(億単位)のお金を渡したいが、送金する前に手続きをして欲しい」と言うもので、その「手続き」にお金がかかるということです。

その頃、私は日系の会社に勤務していました。勤務先の我がボスにその胡散臭い手紙が届きました。最初に届いた時は笑って無視しましたが、2度目になると腹が立ってきて、FBIに連絡し、係のエージェントに手紙を転送しました。その後3度、4度と転送し続けている内に、もう転送しても無駄だと思った私は「もう転送は無用ですか?」とEメールでFBIに訊きました。するとエージェントは「いや、受取ったら転送を続けてください」と返信してきました。それで何度転送したか憶えていませんが2年間ほどでかなりの枚数になったと思います。手紙はその度、送付人名が違い、銀行名も違っていますが、内容は似たようなものでした。そして会社を辞めてから、ナイジェリアの手紙のことはすっかり忘れていました。


さて、昨日、ロンドンから私宛に封筒が届きました。心当たりがないので、どうせ宣伝だろうと思いながら開封してみると、なんと!「ナイジェリア詐欺」でした。送付人はロンドンの銀行のディレクターとなっていますが、仕掛けているのは似たようなナイジェリアンギャング団でしょう。ナイジェリアではバレやすいのでロンドンにしたのでしょうか(笑)。

読み始めて、その内容の馬鹿馬鹿しさに相棒と二人でゲラゲラ笑ってしまいました。しかし、それでもひっかかるナイーブな人たちもいると思うと、笑ってばかりはいられません。それに、どうやって私の名前を探し出したのか、チト心配です。最近はID盗難が多く、名前と個人的な丸秘番号がギャング団に分かってしまうと大変厄介なことになるのです。

さて、ナイジェリアンギャング、どんな内容で私を騙そうかとしたのか。
かいつまむとこうなります。 『ヒロシ○○○という日本国籍の男性が亡くなりました。彼の妻と一人息子もビルマでバケーション中に亡くなりました。彼の口座には17,844,000ポンド(約40億円?)が残っており、それを親族に渡すべく、調べた結果、あなたをつきとめました。金額の内49%は貴方が受取り、49%が私どもに、2%がファンド付随費用となります』

なんで49%も銀行側が取るのか分かりません。これでは折半じゃないですか(笑)。

この○○○というのは私の米国名の結婚後の姓です。つまり相棒の姓なのです。親族なら相棒の方に連絡がいくはずです。そしてこのヒロシさん、○○○という姓で日本国籍と言うことは、○○○という姓の女性に婿入りでもしたんでしょか? どう考えても、ヒロシさんと私が直接繋がるわけがありません(笑)。連中、この程度の頭で詐欺するなんて、あまりにもお粗末過ぎます。