ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

皮肉な街

NY、ここ数日、摂氏30度を越す暑い日が続いています。今日は日中35度以上、明日は38度ぐらいまで上がるということです。

ちょっと外に買物に出ましたが確かに暑いです。どんなに暑くても下着のシャツを着る私ですが、きょうはダボTシャツ一枚で外出しました。バス停まで歩く道のり、ふとショーウィンドウに映る自分の姿をみてギョッとしました(笑)。側面があまりにも分厚いのです。70キロの巨体だから当たり前なんですが、いつもは上着で隠れる上半身が丸見え。昔「ワタシャ、あそこまで肥満しない」とたかをくくっていた私が、その「あそこまで肥満」になってしまった(笑)。

マンハッタンの街は私より肥満している人がたくさん歩いています。肥満している人たちは、皆ではありませんが、どちらかというと低収入層で低学歴が多いことになっています。収入のある人たちは、だいたい巷(ちまた)を歩きません。タクシーやリモで移動して滅多に歩道に姿を見せません。また、今の時期、メモリアルデーからレイバデーまでの夏期はバケーションで別荘へ行ってしまいます。リゾート地の景色の良いところでは歩き回り、運動をして痩身を保っているのが高収入層です。

NYの街は、まるで発展途上国のように埃やゴミで汚く、最近は下水の臭いが鼻につく非文化的な兆候をみせています。ますます汚くなる街に、まるで「ゴミタメの鶴」のように高級ビルが立ち並んでいるのも皮肉です。