ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

オリビア(1)

私たちは旅に出ると、いつも猫とか犬との出会いがあります。今回はオリビアというシェパードミックスとの出会いがありました。

昨年12月26日、コスタリカのリベリア空港に予定通り午後2時に到着。そこからシャトルバスで15分ぐらいのレンタカーのオフィスに行きました。なぜか手続きに時間がかかり、複雑(インチキ?)な料金形式で、質問したり反発したりすると早口で「ミ・アミーゴ」を連発され、説明しているのか騙そうとしているのかよく分からない饒舌が続きます。そして何と1時間以上も手間取り、明るい内にホテルに着くはずだった予定が狂いました。湖の周りをクニャクニャ曲がりくねる道は、行けども行けどもきりなく続くばかりで、あたりはだんだん暗くなり、ビラ(B&Bホテル)に着いた時にはすっかり真っ暗、森の夜。到着直後、タイヤがパンクしましたが、その話はまたあとでいたします。

その夜は、歩いて5分ぐらいの距離にあるジンジャーブレッドというレストランにビラのオーナーのDanさんが予約を入れてくれたので、そこで夕食をしました。行ってみるとオープンエアのレストランで、オーナーシェフが大きな声で客と話す、気取りのない楽しいところでした。手前のブースのテーブルの下に犬がベタンと横になって寝ていました。このレストランの犬のようでした。


このレストランには仮面顔の可愛い猫もいました。黒と白の猫なのですがジンジャーと言う名前だそうです(笑)。これがジンジャー。


さて、私たちが食事を終えて帰ろうとすると、さっきテーブルの下で寝ていた犬が一緒に付いて来るのです。「あれ?」っと思いましたが、犬は平気で飛び跳ねるように私たちの先を歩いて、立ち止まっては後ろを振り向き、私たちを待っている様子を見せます。そしてビラ(ホテル)の入口まで来てしまいました。私は「レストランに帰りなさい」と手をレストランの方へ振ってみたのですが、犬は平気でホテルの中に消えて行きました。私も相棒も「あの犬、大丈夫かなぁ」と心配になりましたが、夜遅いのでそのまま自分たちの部屋へ戻りました。