ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

オリビア(2)

翌朝、ホテルの朝食ダイニングエリアに下りていってDanさんと話すと、あの犬はこのホテルの犬でOliviaという名前だと分かり、安心しました。あとで、レストランとホテルを行ったり来たりするのがオリビアの日課だと分かりました。その朝、ダイニングエリアの入口にオリビアが来たので、相棒と一緒に撫でたりした後、オリビアと写真を撮りました。

この日、私たちはまたジンジャーブレッドで夕食をすることにしました。夕方、雨が降る中、ビラから出て急勾配の坂を下りていくと、庭木の間からオリビアが宙に半円を描くようにジャンプして私たちの前に飛び出して来ました。そして一緒に歩いて行くのです。オリビアと一緒に昨日とは逆にジンジャーブレッドまで歩いて行きました。レストランに着くとオリビアは勝手知ったるテリトリーとばかり、いつものように誰かのテーブルの下に座っていました。私たちが食事を終えて帰ろうとしてオリビアの方を見ると「ワタシはまだここにいるわ」ってな目付きをするので、オリビアを残して相棒と二人でホテルへ戻りました。


翌日、朝食を終えて私たちのビラに戻るとオリビアが遊びに来ました。部屋には入らずテラスに座わるオリビアと暫く一緒にいました。雨が強く降りだしては止み、また降りだしては止み、トロピカルシャワーをいやというほど味わいました。
「オリビアー!写真とるからコッチ向いて」と言うとこっちを向いてくれるオリビアでした。しなやかな座り方で「女の子」って感じがヒシヒシとします。私たちが出かける準備のため部屋に入ってしまうと、いつの間にかオリビアは居なくなっていました。