コスタリカの旅 ②Villa Decaryの素晴らしい人々

今回の宿 Villa DecaryのオーナーのDanさん、そしてスタッフのみなさんは本当に親切で親身になって旅を楽しいものにしてくれました。今まで色々なB&Bに泊まりましたが、このオーナーとスタッフが今までで最も親切で楽しい人たちでした。客の一人一人をしっかり見ていてくれるのです。

写真は私たちのビラ(バンガロー)のテラスから天気の良い日に望めるArenal湖。


さて、まず、着いた日、あたりは真っ暗。車の音に気が付いたDanさんが懐中電灯を持って出てきてくれました。チェックインなどの手続きなど後で結構ということで、まずビラ(バンガロー)に案内してくれました。急な勾配の道を上った所に一軒あるのが私たちのビラでした。道先案内するDanさんの後を車で追って行き、勾配を上りきって狭い入口を庭に入って行こうとした時、ブシューシュワシュワシュワー、シューシューシューという音が左側からしました。左は石垣、右は崖縁という入口で、相棒は崖縁を避けるため石垣の方へ寄ったため、石垣の下方にある溝にタイヤをはめ込んでしまい、抜く時に切れたらしいのです。

私も相棒もDanさんも、しばらくは口アングリ...。レンタカーの保険金は払っていますが、相棒は今回のレンタカーの会社が疑わしくて、たかがタイヤでも高くボラれると思い、新しいタイヤは修理屋で付替えて自分で支払ってしまうつもりでした。それを受けてDanさんは、明日ホテルのスタッフがスペアタイヤに交換してくれるよう手配し、それから新しいタイヤの取換えを何とかしましょうと言ってくれました。

翌朝は雨でした。雨の中、ホテルのスタッフのケネス君が濡れながらスペアタイヤに取り換えてくれました。そして、修理屋に持っていって新しいタイアに付替えて貰うと言って、パンクしたタイヤを持って行きました。それを聞いてビックリしたのは私です。「えっ、そこまでやってくれるの...」と思いました。スペアタイヤに換えた車で私たちが自分たちで修理屋を探しに行かなければならないと思っていたのです。

写真はパンクにもめげず笑顔でビラの前に止めた車の横に立つ相棒。この時はもう既にスペアタイアに換えてもらっていました。


しばらく部屋で待っていましたが、そう直ぐに出来ることでもないので、タイヤを待つ間、雨の中、近くの町まで行って小用を足しました。銀行でコロン(コスタリカの貨幣)を引き出し、ICEという電気会社で携帯のシムカードを購入しました。このICEはコンピューター配電サービスも行っており、コンピューターを知らない英国人老夫婦が色々と時間をかけてサービス係とやりとりしており、待つこと30分。そんなこんなで時間が経ち、ホテルへ午後1時ごろ戻りました。

ホテルに車を乗り上げて駐車した途端、あまり英語を話せないケネス君がニコニコしながら、私たちの車の後ろ開けて道具を取り出すのです。「あれ?あの道具はケネス君のものだったのか」と私たちは思ったのです。ところがケネス君はその道具を使ってスペアタイアを外し始めました。相棒が「もう新しいタイヤが手に入ったのかい?」と訊くとケネス君は手振りでそうだと言って、丘の上の私たちのビラを指差し、それから階段を上っていってタイヤを持って下りてきました。それは四駆用の立派なタイヤで、よく直ぐ入手できたなぁと思いました。そして雨の中、細い背中を濡らしてケネス君はさっさとタイヤを取り付けてくれました。お礼を言うと若いケネス君は少しはにかんでいました。

急いでダイニングエリアまで行ってDanさんにお礼を言いました。Danさんによると修理工場は閉店していたらしいのです。それでもDanさんのコネで修理工が何とか新しいタイヤを探して輪に取り付けてくれたそうです。私たちだけだったらとてもそんな風にはいきません。旅客の身になって、こんなに直ぐにタイヤを直してくれるなんて、有難くて感謝の気持でいっぱいになりました。タイヤの代金も納得いくものでした。

Danさんとスタッフは、タイヤの修理に限らず、とても親切でした。ビーガンの私たちのために一所懸命朝食のメニューを考えてくれました。「美味しいフルーツがあれば、あとはトーストだけでハピーです」という私たちですが、野菜だけのタマーリ(トウモロコシの粉と米をバナナの葉で巻いて蒸したチマキみたいなもの)、豆入りのご飯、豆とトルティヤ、それにミルクと卵なしのパンも焼いてくれました。

毎日最初に出されるカラフルなカットフルーツの美味しいことといったらありません(写真がそのフルーツプレイト:バナナ、マンゴ、パイナプル、パパイア、ウォーターメロンボール。NYでは決して味わえない自然完熟の甘さ)。それを、テラスの手すりの上の餌をつつくカラフルな小鳥たちや湖や山を眺めながら食べるのです。とてもシアワセな朝食でした。