ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

コスタリカの旅 ⑥滝 

この欄で旅の話は終わりです。今回の旅は「レインフォーレストの中を軽くハイキングし、そのあと温泉に浸かる」というノンビリスケジュールでした。

■まずCatarataという滝までのハイキングコース。このコースは勾配が険しいため鎖の手すりがついており、足元には孔(アナ)の開いたレンガのようなものが敷き詰めてありました。若い人なら10分ぐらいでトントンと下りて行ってしまうそうなのですが、私たちは30分ぐらいかけ、重い身体をボッタンボッタンさせながら、ゆっくり下りました。滝につくと、しばし水量の豊富さと勢いに見とれていました。森の奥から迸(ほとばし)る水が陽に当たって蛍光灯のように奥深く光る様子は見ていて飽きません。自然の美しさには勝てないなぁ、と思ったものです。

滝の傍に高い木があり、こんな変わった花を咲かせていました。まるで蝋で作ったワックスフラワーのようです。

さて帰り道を上がって行くことになりましたが、これが辛いのなんのって、途中で何度も休みました。きっと1時間ぐらいかけて上がったんじゃないかと思います。途中で別の小さな滝を背景に二人の写真を撮ってくれた女性がいました。このあとドシャ降りのシャワーとなり、びしょ濡れになりました。


■次は吊り橋のあるハイキングコース。私たちの足で歩いてゆっくり一回り2時間ぐらいのコースです。レインフォーレストの中に数箇所吊り橋があり、動物たちと同じ感覚で森を観ることができます。吊り橋はかなり高い峡谷に吊る下がって揺れていて、渡るのに勇気が要りました。橋は壊れないと信じるしかありません。この日あいにく雲っていて雨も時々降りましたが、晴れていれば大変よい景色が見渡せるところでした。


■最後はVient Fresco Walterfalls。4箇所にある滝を見て回れるハイキングコース。一応手すりがついていますが、コースは山道そのものなので最後の滝まで行くにはかなりのエネルギーが要ります。私たちは最後の滝まで行かず、3箇所の滝だけ観て満足しました。左は相棒が撮ってくれた写真ですが、滝の水と私が一直線になった面白い構図となりました。

この写真は行き着けなかった4つ目の滝を見晴台から見下ろしたものです。