ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 頭痛専門医 ②最新システムの導入

予約を入れた1ヵ月前、この医師のオフィスから5ページほどの質問書が送られてきていました。それに回答して署名したものに加え、私が自ら用意してきたもの、去年8月から付けていた偏頭痛の記録(日時、痛みの度合い、使用した薬、頭痛前後の食事内容)、閃輝暗点イラスト(自作)、処方箋薬リスト、過去の手術リスト、係付けの医者のリストも一緒に女医さんに渡しました。

女医さんは、余計な話はせずキビキビと必要な質問だけしてドンドン進みます。20分ほど質問応答診察をして、結果、やはり私は偏頭痛持ちと診断されました(当たり前)。「女性の場合、一般に閉経とともに偏頭痛は治る人が多いのですが、あなたの場合、閉経12年目でも偏頭痛が治らないというのは稀」とも言われました。さては新手の偏頭痛?と、ふと不安になりましたが、女医さんから貰ったパンフレットに「60歳過ぎても偏頭痛のある人も少なからず居る」とあったので妙に安心しました。

念のため、脳のMRIをとるようにと言われ、紹介されたラボにこの28日にMRIの予約を入れました。それから、歳を鑑み、定期的に眼医者に行くことも勧められました。女医さんは質問している間も私が答えたことやそれに対する診断などをPCに入力していました。
(診察が終わると同時にそのコピーを渡してくれました。きょうの診察内容と診断結果を要所要所まとめたメモは、忘れっぽい私にとって大変助かるコピーです。偏頭痛の頻度を少なくするために、節度のない生活習慣を直すこと、肥満は頭痛を起こすので減量すること、運動することなどと記されていました。心臓専門医と甲状腺専門医からも同じことを言われている私は耳が痛いです。)

そして女医さんはMAXALTという偏頭痛の処方箋をくれました。これは大変効果があるものと聞いています。驚いたことに、診察が終わった時点で、処方箋は既にアシスタントが薬局に連絡済みで、私は薬局へピックアップに行くだけになっていたことです。

もう1つ、女医さんはNYコーネル病院の患者のデータをプールしてあるサイトに私の名前を登録するよう勧めました。登録すると、サイトに行けば病院での診断や検査結果がすぐ分かるようになっているのだそうです。今度のMRIの結果も自分でサイトに行って見ることができるということです。これは凄いです。何でも自分で直接チェックできるということは時間短縮になります。

ニューヨーク病院のコーネル病院とプレスビタリアン病院は最近連結したので、アシスタントに「このサイトでプレスビタリアン病院のデーターも見られるか?」と訊いたら、「コーネルだけです」ということでした。もし2つの病院で自分のデータが見られれば、心臓医、消化器官医、甲状腺医のデータも総合してみることが出来、各医者に別の医者の診断を説明する必要がなくなるのです。そうなるのは多分時間の問題でしょう。