ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

カナディアンロッキーの旅 (1)動物たち

今回のカナディアンロッキーの旅では、よい温泉を期待していたのですが期待外れでした。温泉のことは後ほど述べます。

さて、旅で出逢った動物ですが、Jasperの近くのマリン(Maligne)湖へ行く途中で黒熊に遇いました。まだ大人になりきらない小柄な熊で、草むらの中で一所懸命ベリーを食べていました。


Japerからルイーズ湖(Lake Louise)へ行く途中のハイウェイで大きな山羊の群に遭遇しました。
山羊は冬の毛が抜け落ちたばかりで、まだ白いフワフワしたものが体に付いていました。
 
Lake Louiseで泊まった宿には猫ほどもある大きな、少し太った黒いカラスが一匹いて、芝生の上で餌を啄(つい)ばんでいたり、夕方になって屋根の上で得意満々ガーガーと凄い声で鳴いたりしていました。屋根の上で鳴くところを写真に撮りましたが、喉が膨らんで、本物のカラスというより人の手で形を作った影絵のカラスのように見えます。


ルイーズ湖はよく知られているようですが、その近くにあるモレイン湖(Moraine Lake)は隠れたリゾートらしいです。ルイーズ湖の水は白濁のトルコブルーで翡翠かムーンストーンを思い起こす色ですが、モレイン湖の水は透き通ったブルーでサファイアかオパールを思う色です。どちらも甲乙つけがたい美しさでした。
モレイン湖の水際の石がゴロゴロしている所にチップモンクと見違えるような小さなリスがいました。チップモンクよりは大きいですが、普通のリスよりは小さく、しかし後足で立ち上がる姿はリスそのものです。私の周りをチョロチョロしたのは餌が欲しかったのかも知れません。野生動物に餌を与えるのは禁じられていますが、つい与えてしまう輩もいるようです。