カナディアンロッキーの旅(2)温泉

ロッキー山脈周辺にある温泉の写真で受ける印象は、広々とした自然の中にあるという感じですが、実際に行ってみると、あまり広々とした感じがしませんでした。多分、私たちの知らない良い秘湯もあるのでしょうが、今回私たちが訪れた温泉は、よく知られている所ばかりで、自然の雰囲気がなく、皆、街のプールのような感じになっていました。アイスランドのような「広々とした自然の中の湯」を期待していた私は少しがっかりしました。

一番期待していたBanffの温泉は、思ったより小さく、妙に貧弱な感じがしました。そして人が多すぎること、お湯が温(ぬる)いこと、温泉に入る人のマナーが悪いこと(飛び込んだり、足に靴のようなものを履いていたり)、子供も多く、オムツを着けた赤ちゃんもかなりいて、何やらバイ菌がウヨウヨという思いが頭を過(よ)ぎり、気持悪くなってきて、早々に引き上げました。大自然の山々をバックにゆっくり温泉に浸かるという気分にはとてもなれません。

その点、あまり期待しなかったJasperの山中にあるMiett温泉は熱くてまだよい方でした。プールが4つあり、温い方のプールに子供たちや赤ちゃんが集まっているので、大人は熱いプールにゆっくり浸かることが出来ます。たまに子供たちもやってきて飛沫(しぶき)をあげることもありますが、許容範囲内です。カフェでアイスクリームを買ってきてプールサイドで舐め始めた子どもに、係員が「食べ物は、指定されたテーブルで食べてくださいな」と行って、離れたところにある食卓テーブルを指差して指導していました。プールサイドは清潔に保たれています。

予想通り、時間がなくてRadium温泉には行けませんでしたが、同じ宿に泊まった人から「Radium温泉は期待したほどでなく、温くて只のプールみたいだ。Banffから2時間費やして訪れるほどのことはない」と聞き、行く気もなくなっていました。

ちょっと得したのは、ルイーズ湖で泊まった宿の屋上にジャクジィ(ジェット風呂?)があって、二日間楽しんだことです。景色もよく、お湯も熱くてとてもいい気持でした。