ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

アイダホ州の温泉の旅(3)《ビーガン食 ②》

宿の食事:
さて次に、私たちの主な目的地で6泊したロッジでの食事です。そこのレストランは、外見が安ダイナー(コーヒーショップ)そのもので、私は内心がっかりしていました。ところが、そこのシェフはダイナーのクックとは違い、かなり腕のある人でした。私たちがビーガンだと知ると、最初の夕食から「急遽、あるもので作りました」ということでしたが、イタリアンパセリなどの入った新鮮なサラダに、焼いたポートベロマッシュルームにワイルドライスの付け合せを作ってくれました。ワイルドライスには丸い大麦も混ざっており、バージンオリーブオイルで和え、丁度いい塩味がついていて、とても美味しかったです。デザートには自家製レモンシャーベットを出してくれました。
2日目朝食はオートミールにフルーツミックス。

夕食は、アペタイザーがフムスとズッキーニとフラットパン。サラダはベイビーアルグラとレッドオニオン。主食に野菜たっぷりのヌードル炒め。もちろんオリーブ油で炒めてあり、塩味加減が抜群で美味しかったです。デザートにまたレモンシャーベット。
3日目朝食はズッキーニのタップリ入った野菜炒めにトースト。ここで(この時点で)出されたビーガン食を写真に撮ることを思いつきました。

さて、この日の夕食もロッジのレストランで食べるのを楽しみにしていました。ところが決まった時間の7時に行くとレストランは閉まっているのです。相棒はキッチンに明かりがついているので誰かが出てくるまでガラス戸をドンドン叩きました。諦めの早い私は、そんなにドンドン叩かないでも近くの町へいって夕食すればいいと言って相棒を引っ張りましたが、頑固な相棒は誰か出てくるまで叩いていました。

やっと顔を出したスタッフに「宿泊中は朝食も夕食もホテルですると言ったはずだ」と相棒が言うと、スタッフは「朝食は聞いていましたが夕食は毎回予約を入れると思っていました」と今回予約なしだったので食事の用意はしていないということでした。相棒は「こんな山奥でビーガン食が食べられるところなどここしかないでしょう。だから夕食は毎晩ここでしますからよろしく」と念を押しました。

私は双方の誤解がどうして生じたか分からなくて、レストランのドアが閉まっていたのが何か拒否されたようでイヤな気持になったこともあり、早くそこを離れたくて「もういいから、いいから、早く町へ行こう」と相棒を促がしました。相棒は私がその場からサッサと離れたことに気を悪くしていました。この日の夕食は、前述したように、町のコーヒーショップのBLT-Bサンドでした。

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4日目朝食はレーズン入りビーガンスコーンにスイカの入ったミックスフルーツ。フルーツの上にのっているブラックベリーは、この宿の周りにギッシリ実っているものを摘んできたのでしょう。スコーンは、きのう休暇から戻ってきたマネジャー兼スタッフでかなり美人(女優ダイアンレーン似)なクリスタという女性が作ってくれました。彼女もビーガンではないかと推察します。




夕食は、トスカニースープ、焼きナスとスィートポテトのマッシュ。これはあまりいただけませんでした。これはクリスタが調理してくれたのかも知れませんが、スープの味は薄く、ナスの皮は硬くて食べられず、マッシュポテトは味がなくてマスタードを混ぜてみましたがやはり食べられませんでした。せっかっくクリスタが私たちのために作ってくれたことを思うと残すに偲びず、みんな相棒に食べてもらって皿を空にしました(笑)。デザートもクリスタがビーガンチョコレートムースを作ってくれました。チョコレートはそれほど好きでない私ですので、これもまた相棒にお願いしました。

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5日目朝食はライスパテと野菜サラダ。パテはカリッとして不味くはなかったですが、特に美味しいものでもありませんでした。


この日午前中は馬に乗ることになっていたので、宿のクリスタがお弁当を作って持たせてくれました。馬に乗ったあと、相棒と二人で川のビーチの近くにあるピックニックテーブルでクリスタの作ってくれたお弁当、フムスサンドイッチを食べました。アルファルファ入りで、フムスは自家製のためかレモンだけで酢は入れていないようで、こんな美味しいフムスサンドイッチは初めてでした。乗馬ガイドのキャシーが山道で摘んでくれたミニスモモ(写真)も食べました。キャシーのスモモは、私たちが宿の近くで摘んだミニスモモよりずっと赤くて甘いものでした。



夕食は、アペタイザーはズッキーニのフライ。美味しかったです。メインはニィョッキ(ポテト入りパスタ)でしたがマリネラソースが酸っぱくて、半分も食べられず、これも相棒にお願いしました。デザートはアップルストルードル、もちろんビーガン用に作ってくれました。

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6日目朝食はバナナとレーズン入りのオートミールとナッツ入りクッキーバー。オートミールは美味しかったです。

夕食は、アペタイザーはパイ皮に酸っぱい野菜が包まれたもの。酸っぱいものが苦手な私には食べられませんでした。メインはライスを詰めたカラフルなペッパー(ピーマン)。これは美味しかったです。デザートはマンゴとココナッツシャーベット。

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7日目、最後の朝食は3日目と同じズッキーニ入り野菜炒めとトースト。美味しかったです。