ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

アイダホ州の温泉の旅(5)木の実

私は、木や草に果実が実っているのを見ると、なぜかリッチな気分になり、単純に嬉しくなるところがあります。今回の旅では、奇しくもブラックベリーが草むらにギッシリ生っているところに宿があり、近くにはリンゴやスモモなどが生っている木もあって、ルンルン気分になったものです。

山道には色々なベリーが生っていて、旅行者案内センターのギフトショップで見つけたこの本をつい買ってしまいました。この本、旅の間に見つけたCurrant、blue-berry、Huckleberry、Elderberryなど、ベリーの名前を知るのにとても便利でした。


これはロッジの前を流れる川沿いの木に生っていた野生のスモモを、朝の光ののるお皿に置いてみました。。大きさはサクランボぐらいです。甘くて美味しい。横に1つだけポツンとあるのは、やはりロッジの周りにたくさん生っているブラックベリー。

このスモモは馬のガイド、キャシーが採ってくれたもの。宿近くのスモモより皮の赤が色濃くて甘味も濃いです。



ブラックベリーはこんな風に生っていて、赤いのはまだ熟れていないもので、熟れると黒く光ってきます。朝からカゴをもってゴッソリ採りにきている人たちがいました。ジャムにでもするのでしょうか?

これはDevotto Groveという杉林の中で見つけた朱色の実。買った本によるとバンチベリー(Bunch Berry)というそうです。ハナミズキ(dogwood)科。

これはレッドハックルベリー(Red Huckleberries)に似ています。ただし葉の形が少し違うので、別のベリーかも知れません。

Western Yew。これは都会でもよく見かけるイチイという針葉樹の実です。ちょっと齧ると甘味がありますが妙に不味いです。買った本によると「アルカリ性の毒があり心臓に悪い」とありました。

ところどころに、1つだけブルーの実をつけている草がありました。ブルーの色が吸い込まれそうに綺麗でした。ブルーベリーの一種かと思ったのですが、クリントニア(One Flowered Clintonia)という種類だそうで、実は美味しくないそうです。

これはスノウベリー(Common Snow Berries)。動物が食べても大丈夫なのだそうですが、人間には木も葉も花も実も毒だそうです。

この見事な実りっぷりでブルーベリーに似た実はエルダーベリー(Elderberries)。これはNYでもスーパーでジャムとして売っていますので名前は知っていました。実には甘味が少ないのでジャムにするのが一番いいようです。