Prisoners 観ました

相棒が今公開されている映画で“Salinger”と“Prisoners”のどちらかなら観てもいいと言うので、Salingerはどうも好きになれない私でしたのでPrisonersを観ることにしました。

どうせハリウッドの陳腐な話だろうとタカをくくっていた私でしたが、意外にも面白かったです。ストーリーの運びがよく、監督と編集の腕前の良さを感じました。最後まで引っ張っていくストーリーと、最後のシーンの終り方、無駄を端折って観客に判断させるところもクールです。(今回出演はしていませんが俳優マークウォルバーグが製作者。彼は良いストーリーを見つけて作品にこぎつける才能があるようで、これからも期待したいです。)

余談ですが、Salingerは、私が十代の頃「ライ麦畑でつかまえて」という本が訳されて話題になり、私はさっそく買って読んでみてがっかりした記憶がいつまでも残っているのです。訳文を読んだので多分翻訳の際、失ったものがあるのかも知れませんが、無知な私は何も掴めなくて、ひどく下らない話に思え、話題に踊らされて買った自分に腹が立ち、買ったばかりの本を捨ててしまったような記憶があります。「酸っぱいブドウ」ではありませんが、その頃から「サリンジャーの本なんて、表面的な連中が教養あるふりするために読むもの」だと思い込んでいました。もちろん、本の内容などすっかり忘れています。

そして最近ドキュメンタリ作品“Salinger”の予告をみて、昔とまったく同じ気持になったのです。ハリウッドのレフティスト俳優が何やら分かったような顔して話しているのをみて、すっかり興味を失ってしまいました。