ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

老化現象進行中

とうとうやってしまいました。いずれ、こんなことするだろうとは思っていましたが、まさかその時がこんなに早く来るとは思っていませんでした。

髪にロールを巻いたまま歯医者へ行ってしまったのです...

外出前に、シャンプーした髪を乾かし、Eカールでセットしたのですが、どうも後ろが少し凹んでみえるので、そこだけ手巻きカール2本で巻きました。外出する直前に取ろうと思っていましたが、そんなことすぐ忘れる私です。そのままバスに乗り、降りてからマディソン街のショーウィンドウをゆっくり歩きながら眺め、歯科の受付で話をし、治療用のイスに座りました。

座って背もたれに頭が当たり「あっ」まだカールを着けたままだったと気が付きました。照れ笑いしながらカールを1つ取る私に、歯科の助手の女の子はケラケラ笑い出し「もう1つ、付いてますよ」と教えてくれました。私が「えぇ、何で分かるの?」と訊いたら「さっきから2つ見えてましたから」と答えるのです。見えていたなら教えてくれればよさそうなもんですが、日本では親切な注意事でもニューヨークでは「お節介」に思われるので、教える人はいません。私など時々、値札が付いたままの上着を着ている女の子を見たりしますが、やはり何も言いません。その場で恥をかかせた、などと思われるかも知れませんから。

治療が終って受付に戻り、次の予約を入れた時、受付の女性が「予約日時をカードに記入しておきますか?」と訊くので「もちろんよ。私、うっかり忘れるからね」と髪の後ろに手をやると、その女性、ウンウンと笑って頷くのです。彼女もとっくに私のカールに気付いていたのです。まったく人が悪いなぁ、みんな(笑)。