ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

Old Boy (2003) 観ました

私と相棒はリベンジ(復讐)映画が大好きです。Old Boyはリベンジ映画と聞いたので気になりましたが、今年(2013)の米国リメイク作品は、インチキ社会派のSpike Leeが監督なので観る気になれず、幸い、韓国の2003年の作品が小さな映画館で上映されていましたので、そちらを観てみました。

映画館に入ると劇場はガラガラで、私たちのほかに観客は一組のカップルと一人の男性だけでした。開演時間になっても映写係が来なくて、10分後にやっと映写が始まりました。ところが字幕もなく韓国語だけで始まり「映写係が新米で字幕のスイッチを押し忘れたのかいなぁ」と思いながら観ていました。ふと後ろを見ると皆出て行ってしまったらしく誰もいませんでした(笑)。きっとチケットの払い戻しを要求したのだろうと思います。しばらくしてプツンと映像が切れ、元に戻った時は英語の吹き替えになっていました。なんとも「ド田舎風」の映画館です。

リベンジ映画はあとで胸がスッとするので好きなのですが、これは気持のいいものではありませんでした。プロットの懲り過ぎ、セットのチグハグさ、ストーリーが浅く未熟なことなどで少しも同情心が沸かず、がっかり。

相棒があとで調べたら、漫画シリーズの1部だということがわかり、納得。頭の中だけで描いたプロットは真実さがなくて、つまらないです。