2013年 年末の旅

12月23日から来年1月2日までペルーの南部に行きます。毎年、年末旅行は子ナシの中老夫婦が二人で静かな結婚記念日と年明けを祝う行事となっています。

ペルーと言えば、インカ帝国遺跡の地、マチュピチュ、クスコ、ナスカなどが観光地。特にナスカの地上絵は、とても見たい私なのですが、今回の旅の予定にそれら観光地を入れることができませんでした。老体の身でアチコチ回るのは疲れますから、今回は目的を温泉に絞り、南のボリビア国境に近いアレキパ(Arequipa)地方のコルカ(colca)渓谷を訪れ、渓谷周辺の数箇所の温泉を楽しむことにしました。

コルカ渓谷は世界で最も深い渓谷の1つだそうです。この深い深い谷間の空高くコンドルが飛ぶのだそうです。ペルーのフォークソング♪El Condor Pasa (コンドルが飛んでいる)♪のケイナやパンフルートの音を聴くと私はいつも心が和みます。ずぅっと聴いていたい気持になります。コンドルはハゲタカの一種だそうですが、コンドルというからロマンチックに聞こえますが「ハゲタカが飛んでいる」なんて言ったらガクッときますね。

ここで脱線しますが、ハゲタカというと私は鳥葬を思い出します。私が子供の頃、鳥葬を紹介するTV番組があり、幼い私には大変なショックでした。それからしばらくは肝が縮んで、恐ろしくて、気持悪くて、ショックから立ち直るのに数年かかりました。

地図をみるとコルカ渓谷からアマゾンの森林まで東へ7、8百マイルほどの距離です。それほど近くまで来ているのに私がアマゾンまで行く気にならないのは老いのせいでしょう。南半球はいま夏。でも昼と夜の温度差の激しい標高3千〜4千メートル以上の山中で、夕方はかなり寒いようです。

偏頭痛持ちの私は高山病が心配で、念のため医師に処方してもらった薬を持っていきます。南米は治安がよくないので貴金属などは身につけずに行きます。旅行客に取りつく卑しい心には遭いたくありません。アンデス山脈の空気のように澄んでいるペルーの人の心に会いたいです。会えるでしょか...。