ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

ペルーの旅③動物

●ビクーニャ(Vicuña)
一番最初に出逢ったのはビクーニャでした。ラマに似ていますが、ラマよりスマートで毛は細く柔らかく茶系です。ラマは家畜化されていますが、ビクーニャは野性のままで、その毛は3年に一度だけ刈り取ることができるそうです。野性の動物の毛をどうやって刈るのか疑問ではあります。

アレキパの空港から車で数時間、ハイウェイからチバイに向かう道に入った途端、ビクーニャが5、6匹かなり近くでこっちに顔を向けていたのがチラリと見えました。写真を撮るには絶好のチャンス。ただし私は高山病か偏頭痛か分からないけれど、頭痛と吐気でもうどうしようもない状態で車の中でひっくり返っていた時だったので、写真を撮るどころではありませんでした。それでビクーニャの写真がないので貼り付けている5、6匹の写真はウェブからの借り物です。こんな感じの顔が並んでいたのだけは憶えています。




アレキパへ帰る時に同じ道を通ったら、ビクーニャはいましたが、群れになっていなくて、近くにも寄ってくれませんでしたので、遠くから一、二匹だけ写せました。

●ラマとアルパカ
次は宿に放し飼いになっているラマとアルパカ。宿に着いた翌朝、渓谷と川を眺めるため敷地を散歩していたら、遠くにラマとアルパカが5匹ほど休んでいるのが見えました。私は雨がパラついていたので黄色いプラスチックの大きな雨合羽を被っていました。それが異様に見えたのか、ラマたちは遠くから注意深く見つめていました。私も驚かさないように近づくことはせず、遠くから写真を撮っていました。

その内雨も止んだので黄色の雨合羽を外したら、途端に向こうからラマたちが私に向かって走り寄ってくるではありませんか。な、なんじゃ。黄色い雨合羽をたたんだものが餌にでも見えたのでしょうか。なんだか知らないが、ラマもアルパカもいやに懐っこいのです。舐めることはしませんが、私の顔に優しい目をした顔を寄せてくるのです。私が動くとラマたちも付いてきます。なんだか嬉しくて堪りませんでした。相棒にもラマやアルパカが近寄って、嬉しそうでした。

●羊
小さな町というより集落を通り過ぎる時、ヨタリと出てきたのが子羊。ピンクのブラウスを着ていても心細そうで、あまりに無防備な姿は私をハラハラさせました。


●馬、牛、ロバ
車を走らせていると、道の真ん中を歩く馬や牛やロバに遭います。

彼らにとって道は自分たちが通るもので車なんぞは遠慮して通れとばかりの態度でゆっくりと道の真ん中を歩いています。動物とすれ違うのは長閑(のどか)でいいです。

●羊飼と羊
羊飼の女性が羊を連れて歩いているのを時々見かけました。ここの羊飼は女性が多いようです。




●放し飼いのアルパカの群

アルキパに帰る道でアルパカがたくさん草を食んでいるのをみました。