週末に映画2本観ました

The Wolf of Wall Street
NY市このところ吹雪いたり厳寒が続いたりで週末の散歩も儘なりません。映画も2013年の観たい作品は観てしまったので、観たくもない作品の中から「観てもいいかな」と思うものを探しました。選んだのがこのWolf。それにしても上映時間が3時間とは長すぎます。途中から頭痛がしてきて困りました。

十数年前Boiler Room (2000年の映画) を観た時は、ウォール街から遠く離れた田舎(ロングアイランド)のヤクザな連中の話だと思っていました。それが、Boiler Roomもこのベルフォート(Jordan Belfort)という男の話をヒントにして作られたものだったと分かり愕然としました。

この作品では、ベルフォートがBoiler Room商法をウォール街に持ち込んで、堂々と株のインチキ売買をやり続け、その傍ら、コカイン、その他の麻薬常習を自分だけでなくブローカーたちにまで広げるという風に描かれています(相棒の話によると既に1980年代からブローカーたちの間で麻薬が広がっていたそうでベルフォートが広めた訳じゃないとのことです)。

あまりに下品で無法な連中が描かれるので、ウォール街を悪と決め付けるハリウッド連中が、これがウォール街の実態であると「ウォール街=悪」という考えをさらに広めようとしているのか、などと疑ってしまいます。映画としては面白く出来ていますが、あまりに長く、カットしてもいい画面が半分近くあります。

60年代に青春を過ごした私には、靴のデザイナー役でチョロッと出てくるダスティンホフマンの息子の笑顔が父親にソックリなのが懐かしく思えました。


Big Bad Wolves
タイトルに狼が続きます(笑)。イスラエルの作品。これは日本で公開されるのかどうか疑問です。ビレッジにある小さなインディ専門の映画館で観てきました。あまりに凍てつく夜、映画館はガラガラで、はじめ観客は私たちだけかと思ったのですが、あとから3人ほど増えて、結局観客は総計5人。しかし映画の方の迫力は凄かったです。

残虐極まる幼児殺人犯に告白させるため、同様の残虐拷問で殺人犯に迫る父親。拷問は聞くだけで身体が硬直してしまう私は、もう座っているのが精一杯で、耳を塞ぎ目を閉じる画面が続きます。一方でコメディタッチとなったりするので、ブラックユーモアなのか、現実とはこういうものだと思わせたいのか分かりませんが、空恐ろしい画面が続くので私は笑うことすら出来ませんでした。しかし、いろいろと考えさせられる作品でした。