週末に観た映画2本

Joe
前評判が良いので観てみました。米国南部の田舎町でJoeという熱血漢が一人の少年に出会い、命がけで少年を擁護するはめになるという話。確かに悪くない出来でした。少年役のTye Sheridanは最近いろいろな作品に出ています。若く可愛いので引っ張りだこのようです。

ここからはかなり個人的な見解になります。米国南部は私の好きな地方です。ノンビリした南部の田舎で、質素でも楽しく平和に暮らせるはずなのに、麻薬や酒におぼれた親が子供に底辺の生活を押し付けている状況を見せつけられると、辛さの重さみで頭が痛くなってくる私です。この作品も観たあと気分が重くなって、俳優の演技がどうのこうのという気持はなくなっていました。この作品、若い人にはしっかり受けとめられるかもしれませんが、私は歳をとりすぎて、人間の醜い面を見るのはもう避けたい気持です。


余談:主演のニコラス・ケイジは特に好きな俳優ではないのですが、1つだけとても気に入っている彼の演技があります。コーエン兄弟の作品Raising Arizonaの中の、すっとぼけて気のいい若者を演じるケイジの顔付の素晴らしさ、私としてはオスカーをあげたいくらいです。


Alan Partridge
英国コメディアンのSteve Cooganが作り出したTVキャラクターの映画版。ラジオ局を首になったトークショーホストが局を乗っ取り人質を囲います。Coogan扮するAlan Partridgeはその同僚のホストを説得しようとします。

そらっとぼけた英国ユーモアは米国ではあまり受け入れられないので、英国では有名であるらしいCooganも私はよく知りませんでした。しかし、ここ数年の間に時々みた英国映画のコメディ作品によく出演しているので顔は知るようになっていました。昨年の佳作Philomenaで、皮肉なジョークは飛ばすけれど、ほとんどストレートな役柄を演じていたCoogan 、コメディアンとしての面白さがどれほどか私は知らずにいました。そしてこのAlan Partridgeの空っとぼけて少し過ぎたジョークの演技を観たら、笑い転げてしまいました。英国訛りで早口のため、時々ジョークを聞き逃す私ですが、それでも面白さは充分エンジョイできました。

Partridgeのキャラクターで『何か質問されて答えるのに、なぜその答えになるかという説明を、イエスかノーか答える前に長々と始めるので、相手がイエスなのかノーなのか掴めなくなってしまう、と、周りにいる人が彼の言わんとしている答えをサッと言ってくれる』というルーティンがあるのですが、私もよくそういう無駄な話し方をするのでよく似ているなぁと思ってニヤニヤしました。