ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 ビーガン ワイン

ワインと女性は古いほど価値が出る?っというのはウソ(笑)。相棒が昔パリに行った時に買った赤ワインは1981年モノ。「別に高いワインを買ったんじゃないよ」と相棒は言っていました。高くなくても十年以上経つと高くなるんじゃないかと思った私はウェブをブラウズしてみました。すると、なんじゃ、ちーっとも高価なものじゃなくて、反って値が下がっている感じです。ま、30年以上も経つとワインも酢になってしまっているかも知れません。今は開けるのが恐ろしくなってきています。

ワイン、グラス3杯ぐらい軽くいけた私は昔のこと。今は偏頭痛や処方箋薬のためお酒があまり飲めなくなり、買って置いたワインボトルは赤も白もみな7、8年経ってしまっています。相棒がゆっくり飲んでいますが、二人で飲んでいた時のように減りません。その昔、十年物の白ワインを飲んだことがありました。年代ものは赤だけだと思っていたのですが、あめ色のワインで美味しかったです。

今でも外で食事をした時はワインが飲みたいなぁと思う私です。グラスを頼むこともありますが、だいたい3口ぐらい啜(すす)ると頭痛の気配がしてくるので、残りを相棒に飲んでもらうようにしています。

1ヵ月ほど前、ビーガンピザを食べた店でNero D’ Avolaというシチリア産の赤ワインを相棒が頼んでみました。ちょっと味見をさせてもらった私は何かピュアなこのワインに「頭痛は出ない」と直感しました。それで私も1グラス頼んでみたのです。さっぱりしてピザにぴったりの赤ワイン。グラスを最後まで飲み干しました。そして直感通り、その後も翌朝も頭痛がありませんでした。ブドウの中に含まれている何かが違うのかも知れません。それから防腐剤が入ってなかったのだと思います。そして沈殿物を取り除くのに「変なもの」を使っていないんだと思います。

ワインにもビーガン用とそうでないものがあること、ご存知でしょうか?「ワインの何が動物性なんだ!?」とお思いでしょう。沈殿物を除く媒体として卵白や魚の浮き袋、ミルクの派生物質などを使用するところもあるらしいのです。ま、沈殿物と一緒に取り除かれるので、それほど神経質になることもないのですが、卵白が使われているワインはなんだか生臭い感じがします。私の気のせいかも知れませんけど。