ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

週末に映画2本観ました

旅の話はまだ続きますが、この週末に観た映画の話をちょっと。

The Grand Seduction
コメディ。舞台はカナダ、ニューファンドランドの人口120人の小さな漁村。魚を保護するため政府から漁を止められた村人たちは無職となり、生活保護の福祉を受けています。本当は仕事に就きたい村人たちです。そこで職口を増やすため村に工場建設を誘致します。しかし工場を建てる企業から、その村に医者がいなければ村を考慮に入れないと言われ、村人は、まず医者を確保するため、いろいろな手段で一人の医者を村に留めようとします。もちろんコメディですから題名にあるようにバカバカしい誘惑手段がとられます。しかしこの作品、バカバカしさの裏に保守派の基本姿勢がみられます。左派の政府に生活を脅かされ生活保護を受ける村人、しかし自立を求め自ら立ち上がる村人、左派政府が嫌う企業が村人に職を与える、などなど。私はそれなりに楽しみましたが、一般受けしないと思います。


One Million Ways to Die in West
ナンセンス・コメディ。多才な漫画家Seth McFarlaneが製作、脚本、監督、主演、全部手掛ける作品。ただし、アニメーションなら笑って済ませる汚いジョークも生映像にするとダメなものがあります。ファミリーガイとそのスピンオフで、いまやレギュラーTV漫画を3〜4種類手掛け、若くして億万長者となったマクファーラン。童顔で日本人っぽさがある漫画家らしからぬハンサムな顔付きがチャーミングですが、そのジョークはちょっと一般向けではないかも知れません。私は笑いましたがオススメはしません。