ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

医者にかかってみたけれど

この丸二日、頭痛と吐気で寝てました。相棒は前々から神経系の医者に診て貰うように何度も言っていたのですが、私は乗り気でなく「まだいい」といい加減な返事をしていました。

この偏頭痛、30年の間にいろいろな医者にかかりましたが、原因を突き止めてくれる医者は一人もいませんでした。

最初の医者は一般医で、ブタルビタルという薬を処方してくれました。白い粉の錠剤で、頭痛が起きる度、これは大変よく効きました。しかし、偏頭痛を根本から治す薬ではなく、痛みをとるだけなので、偏頭痛の頻度や症状は悪化していくばかりでした。ある日、この医者に電話をして偏頭痛がなぜ起きるのか質問したら、忙しいところに電話したのがいけなかったのか、大変怒った様子で「そんなこと知らん。神経科の医者を紹介するからそこへ行け」と言われました。「な、なんちゅう医者じゃ」と思いましたが、紹介された神経科の医者に行きました。

その神経科の医者は適当に診察してから別の薬を処方してくれました。オドロオドロした名前の灰色のカプセルで、見た目だけで私は飲みたくない感じでした。それでもしばらくは使ってみましたが、まったく効きません。それでブタルビタルを飲み続けていました。

前の怒った医者にブタルビタルの処方箋だけメールで貰っていたのですが、5年以上経った頃、医者のアシスタントから「もう一度診察に来て下さい」と言われ、その医者からの処方箋を諦めました。あのような態度の医者に診察してもらう気持がなかったからです。それからしばらくはエクセドリンを飲んでいました。効く時と効かない時がありましたが、店頭で買えるこの薬は私の唯一の頼みでした。

そのあと、相棒が別の一般医を紹介してくれたので、ブタルビタルを処方してもらおうとしましたが、ブタルビタルは癖になるのでエクセドリンにしておくよう言われました。そして、その医者は私にセロトニンを増やす薬を処方してくれ、それで偏頭痛の症状が和らぐようになりました。以前は2日ほど痛さで七転八倒していたものが、1日で治まり、痛さも何とか日常のことができる程度になったのです。

それでも偏頭痛は起こりました。私一人ならよいのですが相棒がいますので、頭痛で動けないのは困ります。

相棒は次に頭痛専門医に予約してくれました。その医者もいろいろ質問して、また別の処方箋薬をくれました。それがぜんぜん効かなくて、がっかり。その医者に再び診て貰う気も失せました。エクセドリンより効かない薬など処方するなよ、と言いたくなりました。

そしてこの2日間グロッギーの頭痛と胃痛があり、相棒はまた別の頭痛専門医に予約してくれました。この医者は多忙らしく、4ヵ月後の来年1月5日に予約が取れました(笑)。来年のことは鬼が笑うと言いますが、ホント笑っちゃいますねぇ。ま、この医者も期待していませんけど。