Woman in Gold 観ました

Woman in Gold
「ナチスに略奪された名画」をテーマにした昨年の作品The Monuments Menは漠然としていて胸を打つものがなかったですが、同じテーマでも一個人に絞ったこの作品は興味深かったです。ただし、演出やカメラワークが何となく素人っぽいことや若い男優の未熟さが少し気になりました。ヘレンミレンは雰囲気だしてます。

オーストリア政府(A政府)のものとなっていたWoman in Gold等の絵画やその他の美術品の正式な遺産相続権が自分にあると分かったMaria Altomannさん(オーストリアから米国へ避難移民)がA政府に返還を願い出ますがA政府は鼻であしらって相手にしませんでした。そこでMariaさんは若い弁護士の助けを得て訴訟を起こします。何度も挫折しながら、やっと米国最高裁でA政府に対し訴訟を起こす権利を認められます。ハリウッド映画は往々にして法律の解釈や法廷でのやり取りがマンガ的になることが多いですが、この作品は事実に基づいているためか「納得できるもの」だと相棒(弁護士)が言っていました。

1つとても印象に残った「顔」があります。Maria の父親役の俳優Allan Cordunerの「別れの顔」。クチャクチャに崩れる顔が何ともいいがたく、心打たれて胸が締めつけられてしまうほどでした。2015年作品のアカデミー助演男優賞はこの顔だけでこの人に上げたいです(笑)。