ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

野菜稲荷寿司

パスオーバーもあと1日。期間中、相棒は毎日お弁当を持って出勤します。献立はポテトパンケーキ、ファラフル、それにサラダやアップルターンオーバーを添えたもの。サラダ以外はどれも揚物で脂肪分が多すぎるため、最後のお弁当は一風変わった野菜タップリ稲荷寿司を作りました。

油揚げの中に大きな葱に似たLeekの千切りと細かく砕いたセロファンヌードル(セロ麺)とマッツォを混ぜ合わせて炒めたものを詰めます。味付けは塩コショウにシイタケだし、チョロッと醤油。Leekは多目に入れます。Leekの味と食感は韮に似ていて美味しく、調理する前は韮より長持ちするので買い置きができて便利です。セロ麺は米粉でなくMung bean noodle(緑豆)で出来たものを使います。

パスオーバーの最後の晩にYizkorロウソクを灯します。ユダヤの祭日で年4回ほど亡くなった肉親のひとりひとりにロウソク一本ずつ灯します。私たちは相棒の両親に2本灯します。丸1日燃えて終るロウソクです。義母は両親と姉たちと夫と6本ほど灯し、ロウソクの火を見て涙ぐんでいましたっけ。