週末に2本観ました

Irrational Man


ウディさんの脚本監督。本人は歳でもう主演できないため別の男優を使っています。ウディさんなら小柄で弱々しくてナーディな男の可笑しさがありますが、今回は目付きの鋭いホアキンフェニックスですので、可笑しみは半減しています。哲学を齧ったウディさんはドストエフスキーの「罪と罰」に傾向しているらしく、彼のMatch Point(2005)もそうでしたが、この作品も同様に主人公が罪を正当化する後半から面白くなってきます。最後のヒネリも皮肉で面白いです。ウディさんも今年で80歳。今のところコンスタントに作品を作り続けているので声援を送りたい気持です。

余談ですが「作り続けている」と言えばクリントイーストウッドが85歳の現在でも作品を作り続けていますねぇ。頑張って欲しいです。

Mr. Holmes


ドーバー海峡に近い英国の片田舎のグリム童話に出てくるようなメルヘンな景色に見とれました。画面も童話的で楽しいです。ただし、ストーリーは記憶の途切れる老いの悲しさ、独り身の悲しさ、その他悲しさが入り混ざっています。世に発表されたシャ-ロックホームズのストーリーと実際にあったケースとに違いがあることを知ったホームズ氏が、途切れ途切れの記憶を辿りながら自分なりにストーリーを書き留めていく、という形で進行していきます。私はまだ訪れたことのないドーバー海峡の白い崖の海岸線、White Cliffsが綺麗でした。