心も老婆

「老人になると話は病気のことばかりになる」と聞いたのはついこの間のことだったような気がします。気が付けば私も病気のことばかり話すようになっていました。アチコチ傷んだ老体は、1つ壊れると次々に壊れていくようです。

後部硝子体剥離が起こってから、何だかひどく老いたような気がし始めました。その少し前からトピラメイトという癲癇の薬を偏頭痛の薬として処方してもらい、服用し始めていたのですが、その頃から物忘れが加速度をつけて酷くなっていきました。物忘れというより、ボーっとして自分が何をしているのがすぐには分からなくなったりしていました。朝、目覚めた時、自分がどこに居るのかさえ一瞬分からなくなったり、何年の何月何日かも分からなくていたりしました。認知症にでもなったのかと思ったほどです。

そのあと右股関節の骨粗鬆症と神経痛のため右足の筋肉を強化するフィジカルセラピに5週間ほど通ったあと、右脇盲腸のあたりが急に痛み始め、筋肉痛と診断された一週間後に激痛が起きて椎間板ヘルニアになったことが分かりました。これも老化現象の1つ。

トピラメイトのせいではないと思うのですが、原因のよく分からない身体の支障が立て続けに起きたので、この薬の服用を止めました。そのせいか、朝起きた時の混乱がなくなりました。

今年の初めまで若い気でいたのですが、「このやろう、これでも分からんか!」というように身体に色々な支障が起き始め、老人なのだという自覚を強いられて、やっと観念いたしました。もう身も心もすっかり老婆になりました。