先週末3D作品2本観ました

先週末に観た映画は2本とも3Dでした。臨場感を出したかったようですが、今現在の3D表現技術はまだまだ未熟で、無駄に顔が前に出てきて背景がCGのように見えたり、見る角度によって歪んだり、カメラワークへの興味も半減します。3D技術はさらなる開発が必要で、今のところは高い料金だして見るほどの価値はありませーん。

Everest (3D)


1996年のエベレスト登山遭難を描いた作品。この遭難を殆ど知らない私にとっては興味ある作品でした。ただし、登場人物が多く、人物表現が浅いため誰が誰なのか分からず、そのため個人への感情移入もうまく出来ず、これならドキュメンタリーを見た方がよかったと思わせる面もありました。

この作品を観た生還者の一人が事実と違う点を指摘「自分の出版した本(Into the thin air)を読んで欲しい」と反論したそうです。監督は「救助の厳しさを表現するために造作した」と言い訳をしているそうですが、作品は実名で描いており、その本人が生存しているにも拘らず相談もなく事実を曲げて描くほどの効果もなく、救助の厳しさの表現は他にもあったと私には思われました。

The Walk (3D)


信じられないほど現実離れした話が事実であることは興味深いです。ただし、フレンチ訛の語りやセリフがコミカルに聞こえ、深刻さが軽減してしまい、ただの現実離れした物語としか思えない表現法が残念です。無理に訛った英語を使わないフランス語版で観れば反って真面目さが出てくるかも知れません。

ワールドトレードセンターの入口付近にまだ建築材料が散らばっている頃、陽に当たったシルバーメタルがギラギラ光ってひどく眩しいと思った私。その百何階のオフィスに勤務したこともあります。オフィスから窓の外を見ると、風の強い日は、ギィーッという音とともにビルがゆっくり揺れているのが分かりました。ある人が「簡単に言うと、中央に太い柱があって、それにビル全体がぶら下がっている状態なんだ」と言っていたのを聞いて納得。

綱渡りした人も、このビルがまさか三十年後にドォーッと崩壊するなどとは考えもしなかったでしょう。