Bridge of Spies 観ました

Bridge of Spies


スピルバーグ監督。ソ連と米国が「冷たい戦争」でスパイ合戦を展開していた1960年代、米国で捕まったソ連のスパイとソ連で捕まった米国のスパイの交換交渉に直接関わった米国の一弁護士の姿を描きます。

脚本はMatt Charman という若手で、それにベテランのコーエン兄弟が手を加えたらしいですが、ベテランが作品を一段と活かしたように思います。気の効いた会話の繰り返しに伏線を敷くものがあり、それはコーエン兄弟の才ではないかと推察します。

私にとって楽しめる映画とは、周りに監督やカメラさんがいることを忘れさせ、物語に引き込んでくれる作品。これは9割方楽しめる作品でした。マイナス1割は、すぐ分かるブルーパーが少しあったことです。ネタバレとまではいかないので、お話します。
冒頭のシーン、鏡を見ながら自画像を描いているのですが、鏡には左横顔が映っているのにキャンバスには右横顔で描かれているのです。「な?なんで?!」と興ざめしてしまいます。
またニューヨークの地下鉄駅のシーンがあり、今時のジェラルミン製銀ギラギンの車体の列車が写されていましたが、NY生まれNY育ちの相棒が1960年代の地下鉄の車体は暗い色の塗料であったことを指摘しました。私も70年代初めからNY暮らしをしていますが、その頃も暗いマルーンの塗料の列車が走っていました。ジェラルミン製は80年代、もしかしたら90年代に入ってから見るようになったような気がします。
余談ですが、タイトルのBridge of Spiesは、Bridge of Sighsというベニスにある橋に掛けていること、相棒が示唆してくれました。