ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

生きる努力?

今週土曜日からハヌカが始まります。ハヌカと言えばポテトパンケーキ。光と油に纏(まつ)わる祭なので、油で焼いたパンケーキを食べるのだとか。

材料のジャガイモを買いに行かねばなりません。きのう、陳腐な表現通り「シトシト」と雨が降る中、薄暗い曇り空の下をコッツンコッツンと杖をつきながらジャガイモを買いに出かけました。車のついたバッグに買ったものを入れてゴロゴロ引いて歩いていたのですが、この天候です、腰関節が痛くなり、痺れも手伝って足元がフラつき、コンチクッと歯を食いしばり、休んでは歩き、また休んでは歩く自分が情けなくなってきました。私は昔から「歯を食いしばって」まで努力する人間ではありませんでした。それが、老いて体力が弱くなり、生きるのに努力をし始めたようです。
骨の細い美しい女性が骨粗鬆症になり易いと分かり、ワタシャ骨太に生まれて良かったのかな?などと誤解し始めたのですが、私の骨は太くてかっこ悪いだけで少しも丈夫ではなかったのです。医者に骨粗鬆症のケが少しあると言われ、骨の中でも右腰関節の軟骨が、また背骨もヘルニアになるほど、脆くなっているようです。自分の骨を過信していた私は不覚でした。
相棒はあちこちの腰関節の外科医を探して、これと思う外科医に連絡してくれていたのですが、医者からは「外科手術をするほどのものではないのでフィザイアトリストphysiatrist(物理療法医、理学療法医)へ行くように」と言われたそうです。
フィザイアトリストなど聞いたことのない私は「えっ、ポダイアトリスト?」と聞き返してしまいました。相棒はまたあちこちの専門医に予約を取り付けようとしたのですが、評判の良い医者は来年3月、ほかの医者でも1月半ばまで予約がとれないと分かりました。もう皆ホリデーモードになっているのでしょう。仕方ないのでかかり付けのリューマチ専門医に今週金曜日に予約を入れました。この医者には今年二度ほど診てもらっているのですが、間接的な療法のフィジカルセラピを処方され、結果としてこのように歩けなくなる状態にまでなってしまったので、あまり期待せず、ただ、旅行に行くのに強い痛み止めの処方してもらうつもりでいます。