アズナブールとイグレシアス

パールマンのバイオリンの音色を聴いていて思ったことなのですが、私は「音楽に関してカラフルな時代に生まれたなぁ」ということです。もっと音楽的天才のライブコンサートを聴いて楽しむべきだったと後悔しています。欧州のスタンダードを聴くことが多かった私はクラシックには詳しくありませんが、パールマンはバイオリンが身体の一部みたいに見えてくるような超越したものを感じます。本人は「高音になると指が辛くなる」と言うのですが、そんな感じは微塵もみせないところが天才の天才たる所以。こんな凄い天才を近くのグロッサリーストアで見かけるなんて私も不思議な世界に住んでいるのかも知れません。
故パバロッティも凄い。リンカーンセンターの近くに居るのにコンサートに行かなかったことが今悔やまれます。ま、レコードを聴くだけでも満足ですが。
凄いと言えば、身体全体がミュージックで出来ているようなアズナブールとイグレシアスが一緒に歌っているビデオがありました。二人とも声の伸びが最高潮の時代で、身体の回りでたくさんの♪が舞っているように思えるほどです。(二人ともまだ健在で現役ということが嬉しいです。残念ながらイグレシアスの声にはもう伸びがありませんが、アズナブールは90歳とは思えない声量です。)
https://www.youtube.com/watch?v=bw0-CTA0RLg

過去のことばかり思い出すのは老いた証拠だと言う人もいますが、いろいろ思い出してそのころを懐かしむことが出来るのは老いの楽しみという見方もできます。若い人にはそんな思い出もまだないのですから。