Maudie
実在したNova Scotiaのアーティスト Maud Lewisさんの半生を描きます。カラフルでシンプル、絵本の挿絵のような絵にMaudさんの純真さが表れています。
1930年代半ばの夫との出会いから結婚、そして1970年の彼女の死まで、主演女優Sally Hawkinsが先天性関節炎に侵された不自由な身体で、親戚の冷たい眼を逃れて自立して生きようとする純真なMaudさんを好演しています。
絵の好きな私は、シャイな感じでも積極的なMaudさんに吸い込まれるように共鳴し、同情し、そして頑なな夫の心を溶かす純粋さに涙が止まらず、鼻が赤くなるほどティシューで拭きながら観ていました。フォーレストガンプを観た時のように純真さに打たれる感情が湧き上がってきました。
1930年代に5ドルだった彼女の作品、今は競売で2万ドル前後で落札されているようです。私のイラストも今は無価値ですが、死後に認められて数万ドルで取引されるようになる...なぁんて一人想像してニヤニヤ(笑)。