レイバーデー休日、夏の終わりの旅 Nova Scotia (9)

長々と要らぬことまで書き連ねてきたので、皆さまも読み飽きてこられた頃と存じ上げ候。この欄でお終いです。書いてる自分も飽きてきた(笑)。それでも後で見返して役に立つこともあるので自分の覚書のために書いてます。

9日目 (ケネバンクポート

朝、テラスのカーテンを開けると、アヒルが数羽、こっちを向いてテラスの前に並んでいました。「今朝はパンくれるっていたから」って感じで餌を待っている様子。さっそく昨日相棒から貰っておいたオイスタークラッカーを上げました。クラッカーはたちまちなくなってしまい、アヒルたちも「これっぽっちぃ?」って感じで物足りなさそうでした。

f:id:nykanjin:20170909004920j:plain

そのあと宿で用意してくれているコンチンタル風の朝食を食べに行きました。キーシュ、ゆで卵、スイスチーズ、フルーツサラダ、クロワッソン、オレンジジュースにコーヒー。少し残したクロワッソンを部屋に持ち帰りました。アヒルたちは私たちに気を許したように時々やってきてはチラチラとみています。また5、6羽近づいてきたのでクロワッソンを投げて上げました。

するとカモメが一羽やってきて餌を横取りしようとしました。でも私はアヒルだけに餌をあげてカモメは無視しました。するとこのカモメ、アヒルが居なくなったあともジッと佇み、私の方を恨めし気に見つめていました。「なんで私に餌くれないんだ」という感じ。5分経ってもまだじっと見ています。よほど恨めしかったんでしょう。私はロングアイランドのカモメの獰猛さに辟易していて、カモメに餌を与える気がしません。特に黄色い鋭い目をしたカモメは空を飛んでいる分にはいいですが、近くに来てもらいたくないのです。

テラスに座って、相棒が歌を歌い出すとアヒルが近くに寄って来て聴き始めるのがおかしかったです。歌が始まると、水辺の方を向いて香箱座りしていたアヒルがモタモタと立ち上がって相棒の方に向きを変えて座り直すのです。まるで歌を聴こうとしているようにしか思えません。相棒もそんなアヒルが可愛くてならない様子でした。

アヒルと少し遊んでから、ブッシュ邸宅のある岬へ車で出かけました。岬全体がブッシュ家の敷地とか。家が何軒も建っていて各々家族の夏の別荘になっているようです。

f:id:nykanjin:20170909005017j:plain

そう言えば、ホテルの部屋の前の船着場にシークレットサービスと書かれた赤いゴムボートが停まっていましたが、あれはブッシュたちの護衛のためのものかも知れません。私たちのホテルの前に停泊させているということはブッシュたちがいないためGメンたちはお休みなのかな。下の写真では光って見難いですが、赤いゴムボートの横に黒字でSecret Serviceと書かれているのがかろうじて分かると思います。

f:id:nykanjin:20170909005404j:plain

ブッシュ家の岬からさらに別の岬へドライブし、それから自然保護の林を探索しようとしたら雨が降ってきました。仕方なくホテルに戻って雨の止むのを待ちました。部屋の中で暇を持て余しながら外を眺めると、雨は止むどころかザーザー降ってきました。いくら待っても止まないので可笑しくなってきました。夕食の時間になってもザーザー降っているので歩いて行ける距離のレストランですが車で行きました。夕食が済んだら雨は止んでいました。ダハハ。

下の写真は引き潮の時にホテルの前の磯に降りてきたアオサギ。安カメラだからボケてますが飛んでるところを撮ったのは初めてなのです。

f:id:nykanjin:20170908235321j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10日目 ケネバンクポート → NY市

朝また少しアヒルと遊び、名残惜しいけれど帰途に着きました。

帰りのハイウェイの料金所でムースとロブスターのぬいぐるみを着た人たちが愛想よく手を振って何やら配っていました。

f:id:nykanjin:20170909012337j:plain

f:id:nykanjin:20170909012515j:plain

私たちにも渡してくれました。お水のボトルとチョコ‐カラメル‐ポップコーン。コーンの袋に「メイン州ターンパイク70周年記念」と書いてありましたのでワケが分かりました。メイン州の人柄が伝わってきました。

旅の間、最後の一日を除いて良い天気に恵まれたことはみラッキーでした。(最後の日は午後から雨が降り続き、外出の途中からホテルに戻って雨が止むのを待っていましたが、雨足は強くなるばかり。午後の散策は諦めました)

ノバスコシアはゴミのない綺麗な所。いつもNY市の汚さに気が滅入っている私は精神的にとても癒されました。今度の旅では、朝の静けさの中で、まるで時間が止まっているのかと惑うほど静かな時を過ごすことができました。不思議な時空で、自分が今まで考えていた事、してきた事すべてが意味のないことのように思われてきました。自分はこの67年間何をやって来たのだろうなどと思い始め、自分を無価値な対象として見ているもう一人の自分に気が付きました。いい旅でした。