2016年末フランス南西部の旅(2) 気が付いた事

★レンタカー
欧州ではディーゼルカーが多いようです。イタリアでのレンタカーはマルセデス、ディーゼルで給油は1度で済みました。今回はプジョー、ディーゼルで給油は2回だけ。最初の給油は念のためだったので本当は1回でもよかったほどです。旅では給油回数が少なくて済むのは助かります。 
★チップ
相棒も私もフランスは30〜40年以上前に訪れたあとずっと来ていませんでした。それで23年前EUが組織されてから税金が複雑になってサービス込になっていることに気が付かず、しばらくチップを加えていました。しかしどうもサービス係が驚き過ぎるので、あとでウェブで調べたら、合計には2種類の税金が加算されていて、その内の1つにはサービス料金が含まれていることが分かり、それからは余計なチップを払わないようにしました。ただしホテルの部屋のメイドさんには何某かのチップを置いておきました。多分このチップもホテル代の税金に含まれているので必要ないとは思います。チップを気にしなくていいのは助かります。
★日の出
私たちが訪れた地方はニューヨークより緯度が4度北に高いのですが、ガルフ暖流の影響か気温は温暖でした。ただ、日の出が遅く、8時半頃まで夜のように暗いのが不思議でした。NYは7時過ぎにはもう明るくなっています。緯度が4度北に上がっただけで日の出の時刻がこんなにも違うのに驚きました。
★ホテルの部屋のトイレ
私が昔訪れたフランスは、ホテルにはバスルームにトイレが付いていました。今回ボルドーとトレモラの2つのホテルに泊まりましたが、2つともバスルームとトイレが別々になっていました。そしてトイレは狭い小部屋で手洗いがないのでバスルームに移動して手を洗うしかありません。これではトイレのドアの取っ手はバイ菌だらけです。バスルームのドアの取っ手もしかり。衛生面で理解に苦しむ私でした。
★挨拶 ボンジュール ♪
どこに行ってもボンジュールと挨拶されますので、こちらもボンジュールと返します。機内、ホテル、レストラン、お店、どこでもです。ボルドーの裏通りを朝歩いていて、狭い通りを向こうから知らないおじいさんが歩いてきてすれ違う時も「ボンジュール」。「おはよう」「こんにちは」というより、英語でhiとか、日本語で「どうも」ぐらいの軽い感じで潤滑油のように使われるようです。この国では人に道を訊くにも最初はボンジュールと挨拶し、それから「失礼ですが...」と質問を始めるようにしないとホントに失礼な人だと思われる、と相棒が言ってました。NYではブスッとして挨拶もしない店員が多いので、ボンジュール♪が文化の一端として残るフランスはまだ救われているように思えます。
★食べ物
ペスコベジタリアンの私たちですが、ペリゴールド地方はフォアグラが特産物なので、前菜に少しだけ食べてみました。卵とフォアグラとトリュフのフワリとした料理で味は茶碗蒸しみたいでした。チーズは朝食にカマンベールを一切れ二切れ。ボルドーの町のカフェでブリオッシュとコーヒーを頼んだら、ミルクに漬けたブリオッシュをオーブントーストしたカスタードのようなものが出てきてビックリ、でも美味しかったです。(ペリゴールドはトリュフの産地でもあり、冬はシーズンで、トリュフ狩りのツアーがあるのですが今回は断念しました。)

そしてボルドーにはカヌレ(canelé)という鐘の形に似たスィーツがあちこちで売られていました(ワインの清澄化に卵白を使う方法があり、それで余った卵黄を使ったお菓子カヌレが考案されたとか)。ちょっと味見したら、昔、子供の私が卵と小麦粉でホットケーキを作ろうとして火加減が分からず、表面を黒く焦がして中はまだベタベタの失敗作が出来上がったのですが、その味に似てました。
★ワイン
ボルドーのワインは知られていますが、私たちが訪れたトレモラの町の近くにあるベルジュラックもやはりワインの産地だそうでボルドーとは一画をなしているようです。ボルドーより安いとか。しかし、トレモラのホテルで飲んだベルジュラックのワインが美味し過ぎて、フランス産ワインを好かなかった私はビックリして反省しきり。普段、赤が好きな私なのですが、なぜか軽い白が飲みたい気分だったので、そして勿論ローカルワインの名前なんか分かりませんから「ちょっと甘い感じの白」を頼みました。メートルディは任せなさいという風な感じで「分かりました。気に入らなかったら言ってください」と忙しそうに消えていきました。NYではウェイターに任せると私の口に合わないワインを持って来られることが常だったので、私は期待しないでいました。ところが、ソムリエが持ってきたワインのグラスに鼻を近づけると香りが柔らかでアルコールのニオイがしない大変良いワインでした。ホワッとマスカットの匂いがしたので、ブドウはマスカットだけか、またはマスカットが含まれていると思いました(あとで調べたらマスカデールという香りがマスカットに似た別のブドウらしいです)。一口飲むとピュアなのです。アー、驚くほどピュアで美味しいのです。そう、まるで限りなく水に近いピュアな純米の酒を飲んだ時と同じ。濾す(清澄化)必要のない澄んだワインなのかな。グラスを飲み終わっても頭痛が始まりません。酔いも、心地の良い解放感だけで、アルコールに酔った状態にはなりません。そう言えば、ボルドーで飲んだワインも頭痛が起きませんでした。その土地の産物はフレッシュで、酸化防止剤やら添加物やら防腐剤など使っていないのでしょうね。輸出用ワインには防腐剤などが入っているのか、NYで飲むと頭痛が起きるワインが多いです。それでも買う時にはサルファイト(sulphites亜硫酸塩)の入っていないボトルを選ぶのですけれど。

ボルドーではリレブロン(Lillet Blanc)という甘いワインを見つけました。オレンジの輪切りを入れてオンザロックで飲みます。甘いワインは食前酒または食後酒ですが、私はそんなことにこだわらずに飲んでしまいます。
余談ですが、ちょっと甘いワインが好きな私のリストは、相棒が教えてくれたギリシャのサモス島のワイン:サモスワイン;もう1つギリシャのピンク色のワイン:エラティネスレッド;ポルトガル領のマデイラ島のマディラワイン:特に赤マルマゼル;ポルトガル本国のポートワインのルービー種ノワールなどです。マデイラワインは甘くても頭痛も起きず二日酔いもなし。今回見つけたリレブロンも頭痛は起きません。