2016年末フランス南西部の旅(5)岩壁洞窟と中世の城

宿から車で1時間半ほどのモンティニャックの町にクロマニヨン人発見の地があります。
この町に住むクロマニヨン氏の所持する敷地で骨が見つかり、発見場所の名を付けられた旧石器人類クロマニヨン。その旧跡にミュージアムがあるのですが、残念ながら冬期休館で見られませんでした。この辺りにはクロマニヨン人が使用したと思われる岩壁に掘った洞窟住居がアチコチにあります。上の写真:発見地近くでみた洞窟住居(岩壁に洞穴が見えます)。そこもミュージアムになっているのですが、やはり冬期は閉館で入れませんでした。

しかし同じような岩壁洞窟住居の1つ(les grottes du roc de cazell)が冬でも開いていたのでそこに入ってみました。
←写真の背景にある岩壁の穴は奥に縦横に広がる洞窟の穴の1つで中から外を覗けるようになっています。子供用博物館のように作り物の人だの動物だのが置かれていて音響効果まで出していたりするのが玉に瑕でしたが、洞窟はそれなりに見ごたえありました。
ゴツゴツした岩やら平たく座れそうな岩やら、どのように利用していたか想像するだけでも楽しい。
それから少し離れたところにある、岩壁を利用した中世のマンションla maison forte de reignacを見学。外見はマンションですが中は城でした。

3階の部屋の天井は、岩壁を利用しているためもろに岩肌が食い込んだようで、とてもワイルドな感じ。

←4階の踊り場はもう床も壁もすべて岩壁。そこからの眺めは素晴らしい。


しかし、よく考えると、城というものは勢力と戦いのシンボルで、武器だけでなく拷問の道具、檻、部屋なども生々しく、ロマンチックな気持は萎えて現実に引き戻される思いがしました。

城の部屋にあった人型の鉄檻にデブの私が窮屈に入り込んで写真を撮りましたが、当時は恐ろしいモノだったと思います。こんな冗談をした私は捕らえられた人の霊に謝罪しなければと反省しています。
その後に訪れた別のお城も鎧や武器が沢山展示されており、城は要塞であることを思い知らされました。