1月に観た映画

1月に映画を数本観ました。感想らしきものを書く気がしなかったのですが、一応、書き留めて置くことにします。

Founder


1950年代、McDonald兄弟が始めたスピードサービスが自慢のハンバーガー店に目を付け、兄弟を説き伏せてフランチャイズを成功させ、後に McDonald‘sを乗っ取った Krocという男の話。
図々しい男で、人の好い兄弟を騙すような感じで、しかし一応法律に則(のっと)ったやり方でビジネスを自分のものにした、とても好きになれないタイプの人間の成功話なので、観たあともスッキリせず、作品の出来はどうであれ、後味の悪い話だと思いました。



Toni Erdmann


ドイツの作品。ジョーク好きの老いた父親と糞真面目なキャリアウーマンの娘の話。ジョークばかりの父親に渋い顔をして素っ気ない娘。しかし子供の頃リベラルな父親と過ごした娘にはリベラルな面があること、本当は父親が好きなことが分かる話。ドイツのジョークってどんなものだろうと思ってみてみました。冗談が通じなくてぎごちなくなる間(ま)が反って可笑しくて吹き出してしまうところがありました。


Hidden Figures


1961年実際にあった話だというので観てみました。
まだ黒人差別があり、食事の場所もトイレも白人専用と黒人専用に分かれていた頃のこと、多くの黒人女性の科学者、数学者たちがNASAで働いていたというのでビックリしました。
なかでも、差別的な規則をものともせず、自分の能力を発揮して上司を納得させる素晴らしい仕事をした黒人女性3人には頭が下がりました。
一人は数学の天才Katherine G. Johnson。そのずば抜けた頭脳はコンピューターそのものでジョングレンの地球帰還に陰で大きな功績のあった人。当時「コンピューター」といえば機械のことではなく「複雑な計算をする数学者」のタイトルで、彼女のことをコンピューターと呼ぶのが言い得て妙で可笑しかったです。彼女はただ与えられた数式の計算をするだけでなく、宇宙飛行を理解した上で軌道の計算を自らやってのける優秀な人材。
一人はメカニックに強いDorothy Vaughan。NASAに導入されたばかりのIBMコンピューターは担当者でも使い方が理解出来ていない中、先見の目を持つ彼女は自分でコンピューター記号暗号Fortranを研究し操作できるようになり、それを他の黒人女性たちにも教えて教育し、立派なIBMオペレーターグループを作り上げるという手腕の持主。
もう一人はMary Jackson。彼女は、NASAでの昇進に必要な条件を満たすには、白人だけしか通えないクラスを受けねばならないことを知ります。黒人の彼女はそこで諦めず、提訴して裁判官を納得させる自信を持っていたようです。そして特別に入学許可を得、無事卒業して昇進するのです。規則があればそれを嘆いて不満を漏らすのではなく、規則に従えるよう道を開く努力をし自分が条件を満たす方向に持って行くという前向きの姿勢が素晴らしい女性です。
1960年代という時代に、このような才能を持つ素晴らしい黒人女性がいたことを知らしめてくれただけでも価値ある作品だと思います。