ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

インビザライン最後の日

きょうはインビザライン着用最後の日、のはずだったんです。朝、歯科医に行きました。
一応曲がっていた下の歯1本は真っ直ぐになりました。着用時に歯に付けた痛いイボイボを削ってスムーズにしてもらい、やっとスッキリしました。
さぁて、これでお終いだ、っとほくそ笑んでいた私に、歯科医が後出しみたいに「今後1年間ほど夜にインビザラインを着用して就眠すること、そうしないと元に戻る可能性がある」と言いました。その治療費はまた別払いです。うひょー、いろいろと後出ししてくる歯科医だなぁ、と思いました。
ま、はじめに私が治療について詳しく質問しなかったのも悪いのでしょうが、どんな治療をするか分からないのですから質問のしようもなかったんです。この歯科医はイボイボ(定着用のポッチ)についても前もって説明してくれなかったし、着用時間(1日22時間)についても曖昧だったし、隣り合わせた歯の横を削り隙間の調整をすることも説明がなく、この最後の「治療後1年間、保護用のインビザを着用すること(治療代別途)」など、ちょっと後出しとしては計画的な感じがしました。治療の都度、え?え?と思いながら治療されるままにしていましたが、イボイボは恐ろしく痛かったので、治療前後にもっと説明が欲しかったです。それとこの治療後の保護治療なんかも先に伝えてもらえたら心の準備が出来たのにと思います。
たった1本曲がっていただけなので整形歯科治療してしまえば楽だったと思います。料金も1本なら安く済んだはずです。健康な歯を無駄に削ることを避けたかったので矯正治療を選んだのですが、矯正治療でも他の歯を少し削ってスペースを作ったりするとは知りませんでした。更に整形治療では保険は効かないと覚悟していましたが、インビザ矯正治療は保険が効くと思っていました。ところが保険対象者は19歳以下で、ババァの私はカバーされませんでした。それで治療費はかなり高くつきました。
たった1本の歯でも矯正はいろいろと面倒臭いものだと知りました。"learn the hard way"という言い回しがあります。「失敗して学ぶ」「痛いめにあって物事を学ぶ」「悪い経過や結果になって反省し、そこから学ぶ」といったところでしょうか。このインビザライン治療は私にとってそんな感じでした。