ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

2017年末の旅 アリゾナ州アンテロープキャニオンとセドナの赤い岩壁 ① 往きの機内でUFO?

ワッ!あれは何だ!?

旅の話ですが、まず往きの機内であったことから始めます。

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今回飛行機は NY→ Phoenix (飛行時間約4-5時間)、乗り換えて→ Flagstaff (同約40分)という旅程。

Phoenixまでは何事もなく、機内から撮ったロッキー山脈のしっぽの方の写真がこれ(左)。

 

さて、そのあと乗り換えたPhoenix→Flagstaffまでの短いフライトの機内から夜空を見てサプライズ!サプライズ!! 

機内窓際に座っていた私は、三日月を眺めていて「イアン叔父さんの指の爪が出てるよ」と相棒を促しました (ある映画の影響で三日月のことをUncle Ian’s finger nailと私たちは表現するようになりました)。それで月を見ようと窓に顔を向けた相棒が「あぁ月だね」とお世辞の相槌を打ったあと急に「ワッ!あれは何だ!? UFOか!?」と驚きの声をあげたのです。

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私も慌てて窓を見たら、西の空に何と今まで見たこともない白い雲のような線が鞴(ふいご)のような楕円形を描いていて、その楕円がブワァーッと伸びて大きくなって飛んでいくではありませんか。慌てて、相棒のスマホを借りて写真を撮りました。

もっと大きく伸び切った所を撮りたかったのですが、なんせ飛行機は前へ、物体は後ろへ飛んでいたので鋭角になり過ぎて撮影できませんでした。

何だろう? UFOのような個体ではなく、何かを飛ばした時の煙かしらと思いました。

さて、こじんまりしたFlagstaff空港に着き、飛行機を降りていくと二人の荷物係が立ち話をしていました。それを聞きつけた相棒があの楕円形を描いた飛行物体について聞きだしたところ「Elon Muskがロケットのテストをしたのよ」と言うことでした。

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←これはあるサイトにあった写真を借りてきました。こちらの方が3Dっぽくて私のボケボケ写真より形が分り易いです。

Elon Musk氏はSpaceX社(火星に行くロケットを開発中)創立者。Wikiによると同社の『ファルコンヘビーというロケットのテストが2017年11月に予定されている』とあるので、それが12月下旬に予定変更されたのかも知れません。また『エンジンラプター (Raptor) は、アメリカ合衆国の宇宙企業スペースXが開発中の液体メタン/LOXの液体燃料ロケットエンジンである。創業者でCEOのイーロン・マスクによって火星へ物資を送るための打ち上げ機インタープラネタリー・トランスポート・システム (ITS) に搭載する事を目的として開発されている』とあるので、そのエンジンのテストだったのかも知れません。どちらにしろ、火星に行くためにロケットを開発している億万長者がいるとは喜ばしいことだと私は思います。[あとで相棒が、ロケットで飛ばしたのは宇宙ステーションだった、と言ってました]