All the Money in the World 観ました

All the Money in the World

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1970年代に実際に起きた事件を基にした作品。イタリアで誘拐されたGetty石油会社の創立者の孫とその身代金を巡っての交渉経過を描きます。

Getty創立者は、当時世界一金持と言っても過言でないほどの富を築いたにも拘らず、ドケチで有名。孫の命に関わる身代金まで出し惜しむように描かれています。当時イタリアでは誘拐が多発しており、警察とマフィアの癒着もあり、混沌とした時代でもあったようです。、金持ちの爺さんとGettyファミリーを冷血に描き、孫の母親だけが良く描かれているのも、何となく一方的な見方に思えました。

しかし、事実を基にしているだけあって、ロマンチックで安っぽい場面はあるにはあっても少ないところが救われています。役柄中で、元CIAスパイのガードマンと誘拐犯グループの一人Cinquantaという人物が実在したのか調べてみたら、いたようです。Cinquantaの方は作品に描かれた人物に近かったようですが、元CIAガードマンは作品中のように正義の味方ではなく、女たらしで金をだまし取るような奴だったらしいです。実際にイタリア警察が真摯に動き出したのは、元FBIの弁護士が米国大使館を通して調査に乗り出してからだということです。

私としては、孫役のキャスティングを変え、爺さんの人間的な面をみせたりなど、もうちょっと工夫したら面白くなったような気がします。