Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot 観ました

Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot

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実在した風刺漫画家 John Callahan の自伝を基にした作品。勿論、面白くするためにいろいろ脚色されています。

最初少し時空が行ったり来たりしますが、後半でまとまってきます。十代の頃からアルコール依存症で虚ろな人生を送っていた若者が事故で首から下が殆ど動かない身体になってしまいます。自分の悲運を嘆き、不幸を人のせいにして鬱憤を酒で紛らわす毎日を送る主人公。

人生は、その人の弱点が軸になっていることが多く、その弱点に対する態度次第で最後まで人生を狂わせてしまう人、反対に逆境を素晴らしく生き抜く人、最初はダメでも途中で悟って巻き返す人などがいて、その生涯が私たちを感動させたり、そこから何かを学んだりさせてくれます。

この主人公は途中で悟ることが出来ました。ほかに、自分の能力を活かすことに怯(ひる)まず、自信を持って積極的に努力するところは、アル中でも完全に壊れていたわけではなく、どこかに才能があった人のようです。

自分の「弱さ」を克服するのは非情に難しいことですが、きっかけを見つけて弱さを克服することが出来たら、それが例え人生の後半であってもラッキーだと思わなければなりません。ちょっと宗教染みていて寓話的な要素もありますが、いい作品だと思いました。