Arizona
ブラックコメディ。人が次々と殺されるのですが、ジョークがついて廻るのでつい笑ってしまう場面が続きます。
「運の悪さが重なって次々と更に悪い結果になる状態」に陥る経験をした人には身につまされる話ではあります。
私は楽しんだのですが、なぜか座席はガラガラで、私たち二人ともう一組のカップルだけが観客でした。ま、映画館で正規料金払って見るより、DVDか飛行機の中で無料で観るような作品とも言えなくはないです。
The Wife
同名の小説を基にした作品。元々、この小説の内容が酷いのか、脚本が甘いのかは分かりませんが、妻の気持の揺れに無理があって理解できませんでした。役者も演技も悪くないのですが、妻のリアクションに「え、今さら何で...?」という感じで、私はストーリーに乗ることが出来ませんでした。
「女性が作家として認められるには難しい時代」だと思った妻が、自分なりに選んだ道を少し後悔する気持は分かりますが、二人三脚でやってきた夫婦の絆がまったく無視されるのです。この作品だけ見る限り、ストーリーの掘り下げが浅くて、私は楽しめませんでした。