ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

ニラが臭う

ニューヨーク、おとといから晩は冷えるようになりました。間(あい)のコートが必要です。昼間、バスに乗ると、冷房はもう止まっているので、人々の息や体温で車内はムッとしています。ほんのチョットだけ窓を開けると外から冷たい風が入ってきて丁度いいです。

義母の病室に電話を引いたので、電話器を義母の家から持って来て病室に取り付けました。ところが、義母は色々なボタンの付いた受話器の使い方をすっかり忘れていました。「電話が鳴ったらこのオンのボタンを押して話し、話が終わったらこのオフのボタンを押してください」と教えても、義母は目がはっきり見えないので違うボタンを押してしまうし、「よく分からん。もっと簡単な電話にならんか」ともっともな事を言いました。明日、簡単な受話器の電話を買って来ることを約束して、きょうは早めにそこを出ました。外は雨が降ったり止んだり。

最近尿酸が検出された相棒のため、食事はなるべく菜食にするよう努力しています。そのままバスにのって日本食料品店へ行き、野菜やキノコや豆腐を買い込んで帰りもまたバスに乗りました。混んでいた車内で斜め前の席が空いたので座ろうとしたのですが、バスが揺れていて、袋の豆腐が重くてヨタヨタしていた私は、なかなか席に座れません。私の真ん前の席に座っていた女性が親切にも横へスライドしてくれたので、お礼を言ってそこにヨッコラショと座りました。ところが、せっかく親切な人の隣に座ったのに、ラスチックの袋から買ったニラが臭ってくるのです。なんともオナラのような臭いで、隣に迷惑だろうと袋の口をしっかり手で握って臭いが外に出ないようにして、私の降りる停留所はまだかまだかと身の縮まる思いで乗っていました。ホント、気が小さいね、ワタシャ。