ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

La Tete en Friche 観ました

La Tete en Friche (英語の題名はMy Afternoons with Margueritte):広告の写真が気に入って観る気になりました。写真で感じた通り、私好みのチャーミングな映画でした。ジェラルド・デパデューが好演してます。強いて言えば、「フランスの寅さん」ってぇところかな。小さな町の無教養で気の好い男が、公園で、ふと出会った老女に感化されます。自分の母親とは全く違うタイプ、知識派で上品な老婆に、少し弱い頭の持主の主人公が楽しい会話をみつけます。相棒によると、原題は「弱い頭」みたいな意味らしいです。

あとで調べて分かったことですが、老女を演じている女優は本当に97歳なのだそうで、ビックリしました。90歳代でセリフを覚えて芝居が出来るなんて、素晴らしい!このところ、義母をみていて、老いの醜さ悲しさ哀れさを毎日これでもかと見せつけられ、人間、人生、老い、などについて暗い気持になっていた私ですが、この女優を知って、老後に少し明かりが差してきました。

あ、先々週末にThe Ides of Marchを観たのですが、「中庸」過ぎる作品で、感想書く気持になりませんでした。政治家の裏話で、多分よくある話。観ても損した気持にはなりませんが、すぐ消えてしまう感じです。