ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

エクセドリン・エレジー

ここ数日、偏頭痛が完治せず、胃の調子も悪く、気分がすぐれません。エクセドリンが欲しいなぁ、と思うのです。エクセドリンは今年初めごろリコールされたまま店頭に出てこないのです。一般に、リコールがあっても、問題のバッチ(一括分)が回収されるだけで新たに別のバッチが店頭に出るはずなのですが、まったく店頭に出てきません。

今年の初め頃、エクセドリンやバッファリンが店頭から消えたこと、ちょっとお話ししたことがあると思いますが、偏頭痛持ちの私はいまだに困っています。当時の回収理由が容器に「別のモノが混ざっていた」とか「ガラスやメタルの破片が入っていた」とか言うものなのですが、疑い深い私は理由が別の所にあると思っています。

エクセドリンが店頭から回収される以前に、巷で「オバマケアー(Obama Care)」と呼ばれるオバマ政権下の医療保険改革が始まっていました。オバマ政権は「何でも政府が面倒を見る」という「大きな政府(つまり共産主義)」を目指しており「誰でも入れる医療保険」の青写真が出来ています。「誰でも入れる」と聞くと「そりゃ、いいことじゃないか」と思うでしょうが、いい話には落とし穴があるのですぞ。

処方箋なしのアスピリン製品は、いままで店頭で簡単に安く買うことが出来ました。しかし、オバマケアーが施行されると、店頭で買えたアスピリンでも処方箋を必要とするようになると言われています。ちょっと頭痛がする時、「サッと薬屋に寄って、サッとエクセドリンを取って、サッと飲んで、アーッと治まる」という具合にいかなくなるのです。わざわざ医者に処方箋を貰ってから、薬屋の処方箋薬のカウンターに並んで、順番がきたらエクセドリンを貰う...なんてことやってたら、ますます頭痛が酷くなって吐気がしてしまいそう。

ま、何しろ、私がその話を聞いて「何でもかんでも政府がコントロールするつもりなんだなぁ」と嫌ぁーな気分になり始めていた矢先、エクセドリン等が回収されたのです。「ムーッ、良い薬を取上げるんだな」と思いました。偏頭痛用のエクセドリンはよく効きましたが、今買える同じ成分の非ブランド品は効目が薄いのです。1回では効かないこともあり、1日に何回も服用しなければなりません。「国民はこういう低質な薬でいいんじゃ」という政府の驕った態度丸見えです。

オバマさん、株式市場にも煩雑なルールを持ち出し、規則で株取引をがんじがらめにして自由市場を縮小させ、コントロールするようになるらしいです。来年の10月頃(記憶あいまい)、この「市場がんじがらめ規則」を含めたオバマルールが施行されるらしいです。

がんじがらめの規則が出来るとブラックマーケットが暗躍するんですよねぇ。いまでもエクセドリンは闇値100-500ドルぐらいで取引されているという噂です。店頭で買えば5ドルのものです。何も分かってない政府がコントロールし始めると恐いですねぇ、恐いですねぇ、皆さん(淀川さん、亡くなったんでしたっけ)。