ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

風邪の週末

先週末、金曜日の夕食のあと映画(Life of Pi)を観ました。私は具合が悪いとすぐ口に出しますが、相棒はいつも何も言わないのです。それで気が付きませんでしたが観ている時から相棒は具合が悪かったらしいです。映画は3Dと知らずに入りました。3Dを観ると私は頭痛がしてきます。(PCの白抜きの画像も目がチカチカして頭痛が始まりそうになります。偏頭痛の前兆の閃輝暗点と同じ影響なのかもしれません)。それで、この3D映画を観ている内に頭痛がしてきました。

いつも金曜日は華金にしたい相棒で、食事のあと映画を観るか生Jazzを聴くか、何かしたい人なのです。私は5歳年上のためか体力がなく、食事も家でしたいし、映画など観るより早く家で寛ぎたい人。帰宅した二人はグロッギー気味でした。私は頭痛、相棒は風邪熱。「気分が悪かったらハッキリ言ってね。映画は無理に観なくてもよかったんだから」と言うと「映画は面白かったからいいんだ」とガンコな相棒。

私は頭痛、相棒はゼイゼイゴホゴホやりだして完全に風邪にやられています。翌土曜日の朝、いつもは裸同然で朝食をとる相棒が厚手の綿ガウンを着込んでボォーッとした顔をしています。熱を測ると102度(約39度)ありました。その日、アスピリンとアセトアミノファンを交互に服用している相棒にビタミンCもたくさん飲んでもらいました。

朝食も夕食も熱いスープにしました。食欲はあるので助かります。昔、父が風邪を引いた母に根野菜を沢山入れたスープを作っていたのを思い出し、ニンジンとゴボウと冷蔵庫にある野菜は何でも入れてスープを作りました。「チキンスープはユダヤ人のアスピリン」というくらいなので本当は鶏をダシにしたかったのですが、相棒はガンコにビーガンを主張するので、シイタケと昆布のダシにしました。それに緑豆のヌードルを入れました。味はイマイチでしたが不味くはありませんでした。

日曜日も熱を測ると相棒は相変わらず100度(約38度)を越えており、またアスピリンとアセトアミノファンとビタミンCとスープで過ごしました。ゴホゴホしている相棒の傍にいる私もゴホゴホやりだしました。「私はすぐ風邪がうつる体質なんだ」というと「ごめんね」と言いながら抱擁してくる相棒に「ムッ、うつるという意味が分かってんのかなぁ」と思った私(笑)。まぁ、肺炎の相棒を看病していて肺炎になった私です。こんな風邪は大したことない(強気)。

日曜日の夜はタケノコの水煮のパックがあったことを思い出し、タケノコとエノキとシイタケの混ぜご飯と、ニンジンゴボウにタケノコとほうれん草を加えたスープを作りました。いつも減塩するよう気をつけている私ですが、スープの味がイマイチだったので、今度は塩味をいつもより少し強くするため塩入りのダシを余分に入れました。隠し味に、醤油、クッキングワイン、酢少々。今度は美味しいスープになりました。

月曜日、朝、相棒の熱を測ったら平温(98度)に戻っていました。それでもゴボリゴボリと治りかけの咳が出ているので「きょうは大事をみて家で仕事したら?」と私が言うと「朝食とってから考える」と言っていた相棒が「出勤するよ」と言いました。それだけ元気が出たという事で、安心しました。

私も咳は少し出ますが、ピロリ菌退治の抗生物質を飲んでいるせいか、案外大丈夫のようです。抗生物質は今日で12日目、あと二日で完了します。