ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 義母の霊

先週7日は義母の一周忌。義母は自分の誕生日や記念日などが近づくと相棒や私に「誕生日が来る」「記念日が来る」と繰り返し念を押しました。亡くなってからも一周忌が来たことを知らせるため義母は色々と手を打ったようです(笑)。

先週、私はこのサイトに無秩序に書き記したものをカテゴリー別に分けることをしていました。すると「義母」に関することをかなり書き残していることに自分でも驚きました。義母の認知症の様子を読み返して忘れていたことを思い出し、義母を偲んでいる自分に気付きました。義母が思い出させたのでしょう。

そして、映画Amourを観ることになったのも偶然でないような気がします。義母のスピリットがそうさせたのでしょう。辛い思い出を嫌でも思い起こしました。

そして昨日、私の偏頭痛の診察のため頭痛専門の医者に行って来たのですが、驚いたことに、この専門医のオフィスは義母がレビー小体認知症であることを確認した医者と同じオフィスでした。数人の医師が共用しているオフィスなのです。最初に住所を見た時、それが義母を連れて行った医者のオフィスと同じであることには全く気が付きませんでした。あの頃は義母の世話に頭も心も身体も全部使い切っていましたので他のことは記憶薄になっています。待合室に座った相棒と私は「あぁ、あそこに車イスを置いたんだっけ」「母親をそのトイレに連れていったね」などと思い出して話をしました。これも義母が「私を思い出せ」と言っていたのでしょう。

先週末に義父と義母の墓参りに行くつもりでしたが、ドイツに居る相棒の親友が5年ぶりにNYに来て会うことになったので、墓参りは今週末に変更しました。