ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 進歩した検査結果システム

きのうMRIの検査を受けに行きました。偏頭痛の原因が脳にあるかどうか、念のため確認の検査です。

検査前、私は、頭の周りをマグネットの波紋がグヮーンと回るのかと想像していたのですが、今回は脳の神経の反応を調べるため、様々な音やパルスが頭のあたりを行き交いました。その音が煩いだろうと先に耳栓を渡されました。

(左の参考写真はもちろん私ではありません。念のため。)台に横たわるとキャッチャーマスクのような、頭を固定する枠を顔に嵌められ「目を閉じていてください。20分ほどで終わります」と言われました。そして、ブンブン、ズーズー、コンコンと色々な音が続き、なんだか100年ぐらい前のインチキ科学者の胡散臭い器械に入れられて、ヘンテコな音を意味ありげに聞かされているような気持になりました(笑)。

すごいと思ったのはその後です。着替えて受付に戻ると「今回の検査のCD要りますか?」と訊かれ「ええ、もちろん」と答えました。「あとで郵送します」という言葉が返ってっくると思っていた私に「5分待って下さい」と言う答えが戻ってきたのです。内心ビックリ。そして5分も待たずにCDを持ってきてくれました。

その日、家に戻ってからしばらくすると、MRIのラボからEメールがあり、私の検査結果がマイチャートにあると連絡してきました。マイチャートに行ってみるとMRIの医師が私の脳反応を分析して診断したページがありました。もちろん「異常なし」ということです。ただし、フルーにかかっていたので「左副鼻腔に膿が溜まっている」とありました。その内、耳鼻科へ行かねばと思っとります。

私の脳検査のCDはみてみましたが、何だかよく分かりませんでした。レントゲンと違って骸骨でないので恐くなく、なんだか可愛くみえたのが不思議です(笑)。


*マイチャート:コーネル大学病院のサイトサービスで、登録すると患者の医療記録(手術記録、健康状態、処方箋薬リストなど)が全部閲覧できます。医師への質問もEメールで出来ます。